羊の毛は、私たちのセーターなどのウールの原料となります。
以前、「もこもこ」とした羊の毛刈りの様子をニュースでみて、刈り取った毛が2~4キロになり、ウールとして使われると知りました。
それとは別のニュースにて、6年も毛刈りされなかった羊の刈り取られた毛が27㎏にもなっていて大変だったとの報道もありました。
羊の毛刈りは必要なのでしょうか?
またその時期はいつ頃なのでしょうか?
どのようなやり方でおこなわれるのでしょうか?
羊の毛刈りの時期はいつ頃?
羊の毛刈りの時期は、春(桜が散り始めるころ)で、暖かくなるころです。
早いところで、3月中旬から5月の下旬くらいのあいだに行っているところが多いようです。
実は、野生の羊は毛刈りをする必要はありません。
なぜかというと自然に毛が抜け落ちるからです。
品種改良によって、自然に毛がぬけなくなったため、毎年春に毛刈りを行うようになりました。
毛刈りをしないと、夏の暑さには耐えられないので絶対におこないます。
また、毛刈りをしないと転んだまま起き上がれないこともあるようです。
毛刈りをした後、寒くて風邪をひいても困りますし、暑くて熱中症になっても困りますので、毛刈りの時期は暖かくなったころときまっているようです。
羊の毛刈りのやり方はハサミ?それともバリカン?
バリカンではなく、ハサミでおこないます。
1年に1回行う場合、刈り取った毛は約2~4㎏になるそうです。
羊の毛には、ラノリンという油があり、保湿効果がとても高いようです。
実際に毛を刈った後は、手がつるつるになるそうです。
羊の毛刈りの体験ができる牧場では、1頭を1時間かけて刈ることができます。
バリカンではなく、手バサミでカットするので、毛のふわふわ感が感じられます。
まとめ
羊は、毛刈りをしないと夏の暑さに耐えられません。
また、毛がないと冬の寒さにもたえられませんので、暖かくなった春(桜の咲くころ)に1年に1回毛刈りをします。