ウォンバットは現在、オーストラリアで『保護動物』として指定されていて、日本の動物園でも飼育されているところは少ない希少な動物です。

今回はそんな保護動物・ウォンバットの見た目の特徴からその大きさまでを詳しく調べて行きたいと思います!

ウォンバット 大きさ 特徴

ウォンバットの大きさとは?

ウォンバットは3種類に分類され、オーストラリアで広く分布している哺乳類の動物です。

一般的なサイズは体長が70cmから大きなもので110cm前後と言われています。

体重も11kgから30kgほどになり、体としては子熊サイズ、ずんぐりむっくりとした体で尻尾と言われるものはほんの痕跡程度に過ぎないようです。

寿命も野生下で5年から10年、飼育環境下で20年以上生きる個体もある中、オーストラリアの野生動物公園では世界最年長で最大のウォンバットが存在したという記述もあります。

2015年時点での報告でその体重は30kg強、年齢も29歳ととても大きなサイズのウォンバット。

可愛いとはいえこのサイズだと飼育するのは大変かもしれませんね。

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ウォンバットの特徴とは?

さて、ウォンバットといえば鼻がぺちゃんこで、ずんぐりむっくりした体に4本の短い脚。

そんな姿が可愛いと評判なわけですが、他にはどんな特徴があるのでしょうか?

ウォンバットは有袋類で、コアラやカンガルーなどと同じように袋を有していてその中で子育てを行います。

しかしウォンバットの袋の場合、その向きは下向きに入り口が作られています。

その理由は、夜行性のウォンバットが昼間に土の中にある部屋で過ごしているからなのだそうで、その穴を掘る際に上向きに袋の入り口があると赤ちゃんがいる袋の中に土が入ってしまうからなんだそうです。

そのため子育て中のウォンバットを後ろから観察すると後ろ脚の間から赤ちゃんがひょっこり顔を出す姿を見ることができます。

また草食性で食べたものを消化するのに約14日もかかると言う代謝が遅いのも特徴。

そして大人しい性格。

しかしとっても縄張り意識が強く、自分の縄張りにはその周りに『糞』を置き、相手にアピールを行います。

その糞も他の動物のものと見間違えられないために『四角い』形をしています。

そんな点からも縄張り意識の高さが伺えますね。

そして天敵はいないと言われていますが、それは逃げ道が穴の中だからだと考えられ、自分の硬い骨盤の入ったお尻でその穴をふさぎ敵の侵入を阻止するのだそうです。

まとめ

今回は愛くるしい表情が人気のウォンバットの大きさや特徴について考えてきました。

有袋類の哺乳類でコアラやカンガルーと同じように子育ては袋の中で行うことや子熊サイズの身体であることが分かりました。

縄張り意識の高さから糞を四角にしてしまうあたりその行動も面白いウォンバット、ぜひ動物園で観察したいですね。

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