保護動物に指定され、その数が激減している可愛い動物・ウォンバット。
飼育下であればその甘えっぷりが多くの人を虜にするウォンバットと、ある動物が似ているというのをご存知でしょうか?
その動物とは『カピバラ』と『タスマニアデビル』です、今回はその3種類の動物の違いを見ていきましょう。
ウォンバットとカピバラの違い?
今や動物園でその名前を知らない人はいないほど有名になった『カピバラ』ですが、確かにウォンバットとは微妙に似ているかもしれません。
大きさや毛並みの感じなどがそう思わせるのかもしれませんね。
ウォンバットは双前歯目ウォンバット科に分類され元々がオーストラリアに生息している4本足で生態こそ異なりますがコアラに近い有袋類で、その袋が背中側についているという特徴があり、草食性、大人しくゆったりとした性格で、穴を掘るのが得意な動物です。
カピバラはネズミ目テンジクネズミ科カピバラ属に分類され、南アメリカ東部アマゾン川流域を中心に暖かい水辺に生息、草食性でモルモットと同じ仲間、大人しい性格で、水の中で天敵からの攻撃をかわし避難所としています。
ウォンバットとは確かにその性格などは似ているところもあるようですが、そもそもの分類も異なりますし生息地域も異なります。
そしてなによりカピバラは有袋類ではありませんし、水辺を好む生活環境のカピバラに穴を掘って生活するウォンバット、生活環境も大きく異なっていますね。
ウォンバットとタスマニアデビルの違いは?
次にタスマニアデビルとの違いについて考えていきたいと思います。
タスマニアデビルは哺乳網フクロネコ目フクロネコ科タスマニアデビル属に分類され、オーストラリアのタスマニア島のみに生息することからその名前に『タスマニア』が入っています。
そしてウォンバット同様、有袋類で子育てもその中で行うようですが、大きな違いがありました。
それはタスマニアデビルは肉食性であると言うこと。
見た目はウォンバットやカピバラと同じく可愛らしいのですが、注目すべきは『あごの強さ』で、骨を砕くほど強靭なんだとか。
蛇や鳥などはもちろん大きな動物が食べた後の動物の死骸を食べるのだそうです。
そんな姿や、恐ろしい唸り声をあげることから名前に『デビル=悪魔』が入っていると言われています。
まとめ
今回はウォンバットとカピバラ・タスマニアデビル、3種類の微妙に似ている動物たちの違いを見てきました。
生息地や食べ物などの生活環境など異なる点は大きく、見た目は似ていてもその違いは大きいことが分かりました。
とはいえ、動物園で飼育され展示されているものもいますのでぜひ、その目で確かめてみるのも楽しいかもしれませんね。