野生のコアラが生息しているのは、地球上でオーストラリアだけです。
コアラはユーカリの森や、低木の原生林や周辺の島々、色んな種類の土地で生存が確認されています。
昔、コアラの祖先とされる動物は熱帯雨林にも生息していました。
しかし、現在では熱帯雨林でコアラの生存は確認されていません。
ヨーロッパからの入植以来、多くの土地が農場や都市開発により変化していきました。
また、都市開発の影響を受けなかった場所でも、干ばつ、森林火災などによって土地がばらばらに分断されてしまいました。
コアラの食事となるユーカリの森林が、どんどん減っていく中、コアラは何処で暮らしているのでしょう。
コアラが生息している場所について!
コアラの生息地域は、オーストラリアの東海岸にある温帯地域です。
コアラが生息している州としては、キャンベラ(Canberra)、ニュー・サウス・ウェールズ州(New South Wales)、クイーンズランド州(Queensland)、ビクトリア州(Victoria)、西オーストラリア州(Western Australia)などがあります。
その中でもコアラが多数生息している場所は、ティドビンビラ自然保護区(Tidbinbilla Nature Reserve)、ポート・スティーンブンス(port Stephens)周辺、ローン・パイン・コアラ保護区(Lone Pine Koala Sanctuary)などがあります。
また、フィリップ島(Phillip Island)とヤンチャップ国立公園(Yanchep National Park)には、野生環境下で暮らすコアラが生息しています。
しかし、これまでに確認されているコアラの生息地については、現在すべて厳しい状況にあることがわかっています。
というのも、コアラが生きていくことが可能な地域であっても、土地や環境自体がすでにコアラを受け付けれる状況でなくなっているからです。
また、オーストラリア政府はコアラの保護政策について、各州政府任せにしているのが現状です。
今日、コアラの生活環境はどんどん破壊されているのです。
このままではコアラの生息地はどうなってしまうのでしょう。
まとめ
私たち人間と同じように、コアラも社会性の中で生活しています。
コアラが安定した生活を送るためにも、ユーカリの木が自生する広大な森林地域が必要なのです。
そのために私たちが出来ることを、今一度考えてみましょう。