オーストラリアのシンボルとも言えるコアラですが、その愛らしさから日本でも、とても人気が高いのは皆さんもご存知ですよね。
コアラのマーチや、中日ドラゴンズのドアラなどのモデルとして、使用される程の人気を誇っているコアラですが、その姿を見られるのは国内でも数カ所の動物園のみ。
日本では触ることも禁止されているほど、実はデリケートで繊細なコアラなのです。
そんなコアラの生態について少し調べてみました。
動物のコアラの生態は?
コアラは基本的に単独行動している動物です。
群れでは行動しません。
繁殖期にのみ、オスとメスが一緒に行動しますが、それもほんの一時です。
生活は樹上です。
手足がとても器用で握力も人間並みにあるので、常に枝を掴んでいることが出来るのです。
その為、食事や睡眠もすべて樹上で、地上に降りてくることはほぼありません。
食事はユーカリの葉です。
ユーカリにもたくさんの種類がありますが、コアラは食に強いこだわりがある為、口にするのは、ほぼ決まった種類のユーカリの葉になります。
ユーカリは有毒ですが、コアラの体内には解毒機能が備わっているので心配いりません。
しかし、ユーカリの葉は繊維質で有毒な為、消化・吸収するためにはとてもエネルギーを必要とするのです。
コアラが一日の大半(約20時間程度)睡眠をとるのはその為です。
また赤ちゃんのコアラが食糞すると言われていますが、正しくは糞状の離乳食(パップ)です。
これによって、コアラは赤ちゃんのうちに母親からユーカリの解毒に必要な微生物を、体内に吸収するのです。
こうして自分が、生きていく為の体作りをするのです。
まとめ
日本国内でもなかなか見ることが出来ないコアラですが、こうして少し生態を知っているだけで、広い視野で見れるような気がしますよね。
もしオスとメスが一緒にいたり、メスと子供が一緒にいるような場面に遭遇するようなことがあれば、それこそ貴重な体験と言えます。
また、母親が子育ての中で社会に出て生きていけるように、成長させていくところなどは、人間の世界でも同じだと言えます。
そう思うと、コアラってとても身近に感じることが出来るのではないでしょうか?