うさぎも人間と同じ病気がたくさんあります。
その一つに尿路結石があります。
人間にとっても大変な病気なのに、こんなに小さいうさぎがなってしまったら、考えただけでもかわいそうですよね。
うさぎの尿路結石はどうしてなってしまうのか、どんな症状が現れるのか、治療にはどんな方法があるのかをみていきます。
うさぎに結石?どんな症状が出てくるの?
おしっこの回数が増えてきます。
それは一回のおしっこの量が減るので、何回もトイレに行くことになるからです。
うさぎが一日に飲む水の量は、個体差はありますが、約50ml~200mlです。
小さな体なのにたくさんの水が必要な動物なのです。
それなのにおしっこの量が少ない、まったく出ないというのは尿路結石の疑いがあります。
加えて、血尿が出ます。
ただし、うさぎのおしっこの色は食べ物によって変わるので、飼い主が気づくのが遅れてしまうこともあります。
そして、痛みも出てくるので、食欲もなくなり、元気もなくなります。
痛みで歯ぎしりをすることもあるそうです。
うさぎの結石!何が原因なのか
結石ができる原因は、カルシウムの摂りすぎと水分不足です。
うさぎの主な食事は、乾燥したペレットや牧草で、水分をほとんど含んでいません。
他に、運動不足や不衛生な生活環境なども原因となってしまいます。
うさぎの結石!その治療法
尿路結石かも?と感じたら、とにかくすぐに獣医師に診てもらいましょう。
その治療法は、結石のできた場所、大きさなどにより異なります。
結石が小さいなら内科的な治療を行います。
おしっこを出しやすくする薬を与えたり、点滴などで体の外に出す治療です。
食事は水分の多いものを与え、低カルシウムなものにします。
結石が大きい場合は、外科的な治療になります。
手術で結石を取り除くのです。
まとめ
尿路結石は治療が遅れると命にかかわる病気です。
そしてこの病気は、かなりの痛みをともないます。
でも、うさぎは痛いと言えません。
うさぎに苦しい思いをさせてしまうのは飼い主にとってつらいですよね。
毎日のお世話で早く気づいてあげることが大切ですが、病気にさせないために、食事や水分の量に気を配り、運動不足にならない生活や清潔な住環境を与えてあげましょう。