コアラは、動物園でも大人気の動物です。
動物園で見るときコアラはいつも、木に登っているイメージがありますね。
いつも木の上で、何をして過ごしているのでしょう。
謎が多いコアラについて調べてみました。
コアラの睡眠時間はナマケモノよりも長い?
コアラは地球上の動物の中で、睡眠時間が一番長い動物と言われているのです。
人間の大人は、1日6~8時間ほどの睡眠を必要とします。
草食動物の牛や馬は約3時間、肉食動物のライオンは15時間くらいです。
実はコアラは、1日約22時間も眠って過ごしていると言われています。
1日のうち2時間くらいは起きていますが、ほとんどの時間を眠って過ごしていることになります。
コアラの次に睡眠時間が長い動物は、ナマケモノです。
ナマケモノは、1日20時間を眠って過ごします。
名前の由来の通りナマケモノの方が、いつも眠っているイメージなのですが、実はコアラはナマケモノよりもたくさん眠るのです。
どうしてコアラの睡眠時間はこんなに長いのでしょうか。
コアラがよく寝る理由とは
コアラがユーカリの葉っぱを、主食として食べていることが理由の一つだそうです。
ユーカリの葉っぱには、毒素が含まれているため、コアラ以外の動物はこれを食べることはしません。
コアラは、毒素を分解することが出来る特殊な性質を持っているため、ユーカリの葉っぱを食べることが、出来る珍しい動物なのです。
それでも強い毒素を分解するための、多くのエネルギーが必要なので、コアラはエネルギーの消費を最小限に抑えるために、長い休息の時間が必要なのです。
また、ユーカリの葉っぱを食べるとエタノールが発生することがわかっていて、このエタノールが原因で眠気を引き起こすとも言われています。
それでもコアラが、ユーカリの葉っぱを食べ続ける理由は、やはりコアラにとってユーカリの葉っぱを食べることが、生きていくために必要不可欠だったからです。
まとめ
コアラの睡眠時間が長いのは、エネルギーを蓄えるためだったということです。
コアラが生き延びるために、ユーカリの葉っぱを食べて生きていくためには、重要な行動だったのです。