夏に多く発生する『蚊』。
しかし蚊は刺されても患部が痒くなって終わる程度。
しかしそんな蚊よりも厄介なのが同じように人や家畜などに吸血する『アブ』です。
やはりアブが吸血すのはオスなのでしょうか。
蚊よりも大きなその体で襲われたらやっぱり恐怖ですよね。
今回はアブが吸血するのがオスなのか、またその吸血の理由やどのようにして吸血しているのかその方法を調べていきましょう。
アブの吸血はオスがする?
結論からお話をすると、100種類ほどいるアブの種類のうち吸血するのは10種類ほどなのですがそのどれも『メス』のみが人や家畜などお吸血すると言われています。
ではオスは何を食べて生きているでしょうか?
それは種類などにもより好みは異なりますが樹液や花の蜜などを吸ったり、他の昆虫を襲って捕食するものもいます。
アブのオスは吸血しないんですね。
ではここからは吸血するメスがなぜ血を求めるのでしょうか?
アブが吸血する理由とは?
吸血する昆虫として有名なアブはメスのみが吸血するということが分かりましたが、なぜ吸血をするのでしょうか?
それはメスは産卵前になると栄養豊富なものを摂取する必要があり、それによって人や家畜の血液を求めるのです。
そのため人や動物がいることは体温や汗などの匂いを嗅ぎ分けて察知するほど、子孫を残すためにメスは必死になるわけです。
アブの吸血の方法は?
さて、アブのメスはどのようにして吸血を行うのでしょうか?
蚊であれば、気づかないうちに刺され血を吸われている事がほとんどですが、アブの場合は刺すのではなく、むしろ噛み付くという方に近いと思います。
その瞬間は『チクッ』として痛みが走り、そのときには皮膚は傷つけられています。
そして傷口から流れてきた血液をアブは吸うのです。
ちなみに噛み付く際にアブは毒素も注入してくるので吸血されたあとは患部はパンパンに腫れます。
まとめ
吸血昆虫の中でもその吸血方法が刺すというよりも噛み付いて傷をつけるやり方で流れてきた血を吸血するアブについて見てきました。
吸血するのはメスのみでそれは産卵前に栄養と摂取するためであることが分かりました。
アブは蚊などよりも厄介で、完治するのに人によっては時間もかかります。
夏のレジャーシーズンにはたくさん発生しますので注意が必要です。