当たり前ですが、うさぎは動物ですからしゃべれません。
「ここが痛い」「くるしい」など話しはしないのです。
ですので、なにが正常でどうなったら異常なのか。
うさぎを飼うなら最低限の知識は、知っておいた方が良いでしょう。
うさぎの尿は健康を表す指標となるものです。
うさぎの尿は様々で、赤く見えても血尿のような病気とも限らず、また見た感じ透明で異常がないようにみえても、実はその中に血尿が混じっていた。
という場合もあります。
ではどういったものが正常な尿なのでしょうか?
うさぎの尿の量は?
明らかに異常な尿をしているのは、トイレシーツ一面に、溢れるくらいの量の尿(というか出血)をしている場合です。
これは尿路回路を通って、子宮から出血している可能性があるので、すぐさま病院に連れていきましょう。
ほかにも自己判断せずに、少しでも血尿が心配される場合は、かかつけの獣医に相談してください。
うさぎの尿の量は、摂取する水の量に関係します。
たくさん飲んでいたらたくさんの尿を排泄します。
飼われた当初から摂取する水の量が多い子もいるので、ほかのうさぎよりも尿が多くても心配はありません。
ただ極端に飲む水の量が増えた、おしっこの量が増えた場合には注意が必要です。
一般的にうさぎの排泄する1回の尿の量は、15~30mlと言われています。
ですが、ずっと見ているわけにもいかないですし、実際どの程度しているのかの判断も難しいです。
まずは量よりも回数を気にかける方が判断しやすいです。
うさぎの尿が多いときは?
量の判断は難しいですが、明らかに回数が多くなっている場合は、なんらかの異常を表しています。
泌尿器系の炎症から、膀胱炎や尿石症などの疾患の疑いがあります。
他にも多飲や多尿が心配される場合は、腎臓の働きが思わしくない場合もあります。
いずれにしても、かかりつけの病院に早めに連れていってあげることがいいでしょう。
まとめ
人間でも、なかなか病院いくのには腰が重くなったりしますよね。
うさぎでも明らかに異常がある場合は、迷わずにつれていくことが多いですが、症状が重くなく様子を見たい場合もあると思います。
様子をみることも大事ですが、症状が一気に悪くなってしまうのもうさぎの特徴の一つです。
なにか気がかりなことがあるようでしたら、一度病院に連れていかれることをお勧めします。
なにもなかったらなかったで安心するものです。