人間の心拍数は1分間に60回程度、象の心拍数は1分間に20回程度と言われています。
哺乳類は体の大きさに比例して心拍数が増減するといわれていますが、うさぎの心拍数はどの程度のものなのでしょうか。
うさぎの心拍数の平均はどのくらい?
哺乳類の心臓は、一生に15億回打つと言われています。
象の場合は1分間に20回、人間の場合は60回、ハツカネズミなどは1分間に600回もの心拍数があるといわれています。
では、うさぎの心拍数はどの程度かというと、1分間にだいたい150回から300回程度だといわれています。
犬などは、体の大きさにもよりますが、1分間に60回から120回程度ですから、人間や犬に比べると随分と早い心拍数であるといえます。
哺乳類全般で見ると一生で打つ鼓動は15億回程度ですから、単純に寿命が長いものは1分間あたりの心拍数が少なく、寿命が短いものは1分間あたりの心拍数が多いといえます。
また、体の大きさにも比例する点が多く、大きなものは1分間あたりの心拍数が少なく、逆に小さいものは1分間あたりの心拍数が多い傾向にあるようです。
うさぎの鼓動が早い理由は?
うさぎは体小さく、寿命も平均で5年から10年程度で、一般的ペットである犬や猫に比べてみると、体は小さく、寿命も短いといった特徴がありますので、心拍数が犬や猫より高めであるのは通常の状態といえそうです。
さすがに、1分間に300回もの心拍数があるといわれると少々驚いてしまいますが、うさぎとしては普通の状態と考えたほうがよさそうです。
但し、心拍数が早いのは当たり前という理解だけでは飼育するには不十分ですので、ぐったりしていないか、呼吸が荒くなっていないかなどのその他の身体的な異常が無いかしっかりと観察し、そうした症状が見てとれる場合には、状況に応じた治療やまた速やかに動物病院で診察してもらうことが大切でしょう。
まとめ
小さい哺乳類は、全般的に1分間あたりの心拍数が高く、人間と同じくらいだと間違った理解をしていると少々びっくりしてしまいますが、うさぎの平均的な心拍数を知れば、他に変な症状が出ていないかなどの観察がしっかりと出来るようになり、可愛いうさぎをより長生きさせることが出来るのではないでしょうか。