うさぎが寝ているときに歯ぎしりをする事は、うさぎを長く飼っている人は、当たり前の事かもしれませんが、初めて飼い始めた人が、最初にびっくりするのが、この歯ぎしりの音だと思います。
何かの病気か?
ストレスか?
心配になりますよね。
では、なぜ歯ぎしりをするのでしょう。
うさぎの歯ぎしりは寝ている時だけではない。
人間であれば、起きているときに歯ぎしりをする人はいないでしょう。
しかしうさぎは、寝ているときのみならず、起きているときも歯ぎしりをします。
その理由は代表的なもので、
- 歯を削っている
- 嬉しい
- 興奮状態
- 痛い
この4つです。
うさぎには上下28本の歯があり、そのすべてが生涯伸び続けるという生態を持っています。
そのため歯ぎしりをして、常に歯を削っていないと思わぬ病気にかかる可能性が出てきます。
自然界では、繊維質の多い餌を食べていますので歯が伸びすぎる事はありませんが、ペットとして飼われているうさぎは、飼い主が、与える餌に配慮し、歯ぎしりの音や頻度に気を配る必要があります。
また、うさぎには声帯がなく、吠えたり鳴いたりすることが無いため、歯ぎしりをしている状況で、うさぎの気持ちを汲み取る事ができます。
餌やおやつをあげた直後に歯ぎしりをするのは嬉しい時。
ゲージから出して遊んでいるときに、後ろ足を踏みならしたり、ジャンプしたりしながら歯ぎしりをするのは興奮している時。
じっと丸くうずくまるようにしながらする歯ぎしりは痛みを我慢している時。
これ以外の状況でも歯ぎしりはしますが、歯を削っている歯ぎしりとは、音が違います。
飼い始めは分かりにくいですが、よく聞いていると分かるようになります。
しかし、夜寝ているのに、頻繁に歯ぎしりをするようであれば、歯が伸びすぎている可能性がありますので、動物病院に行って、診て貰う必要があります。
歯が伸びすぎると、口腔内のみならず、目や鼻腔、消化器まで病気になる可能性がありますので、細心の注意が必要です。
まとめ
うさぎの歯は、生涯伸び続ける事から、常に歯ぎしりをして歯を削っています。
しかし、声帯を持ち合わせていないことから、歯ぎしりをしている状況や仕草で、気持ちや体の状況を表現している事もあるため、飼い主はよく聞いて判断してあげることが重要です。
また、少しでもおかしいなと思ったら、動物病院で診て貰う方が賢明です。