うさぎの発情期は、明らかに普段と様子が違います。
モフモフしてとてもかわいくて懐いているのに、突然、怒りっぽくなったり、トイレを失敗してみたりと、反抗的になり、飼い主も戸惑ったり、心配になることが多くあります。
うさぎの発情期は、成長していく上で必ず訪れる時期であるため、対処法を知っておく必要があります。
では、その対処法とはいったいどんなものなのでしょうか。
うさぎの発情期の対処法とは!?
まず、発情期に気をつけることとは、マウンティングをすることにより自分の方が格上だということをアピールしてきます。
これは、オスメスの両方に見られます。
本来、マウンティングは仲間内での順位づけに行われます。
しかし、人に対して行うマウンティングは、飼い主より格上だと勘違いさせてしまうため、噛みつきなどの問題行動につながるため、うさぎがマウンティングしてきたら、マウンティングをしてきた手や足などの部分をうさぎから遠ざけ、動物用のぬいぐるみやボールなどのおもちゃで気を反らせたり、紛らわせたりします。
そうすることで、マウンティングはぬいぐるみに向けられます。
しかし、マウンティングがひどくなるようなら、うさぎと距離を置き問題行動が見られたら、ケージに入れたりするなどして飼い主に、マウンティングしてはいけないことを学習させることが必要です。
また、この時にストレスが溜まらないように、声かけをしたり、おもちゃやかじり木を入れたりして対応します。
マウンティングが酷すぎる場合は、おもちゃを噛み砕いて飲み込んだり体力を消耗する原因にもなります。
おもちゃなどがなくても、ストレスを対処できているようなら、おもちゃなどはケージからだすのも良い方法です。
ほかのうさぎへのマウンティング対策としては、1度離して距離を置いて落ち着かせることが必要です。
また、せっしかたとしては、トイレがうまくできなくても、頭ごなしに怒ったりしないことです。
発情期は、ある程度、大らかな気持ちで見守ってあげることが大切です。
うさぎの発情期の鳴き声とは!?
犬や猫などが鳴くのは一般的によく知られていますが、うさぎも鳴いているような音をだします。
声帯を震わすというより、鼻を鳴らしているような感覚です。
これが発情期にも聞かれます。
うさぎが鳴くのは喜怒哀楽の表現の1つで、「ブゥブゥ」と言った鳴き声を出します。
発情期のため、縄張り意識が強くなったり興奮状態になったりすることで、鳴き声を出して警戒したり、威嚇したりしています。
うさぎの発情期のときの食欲不振の対処法!
発情期によく食欲が落ちるのは、オスのうさぎのほうが多いです。
食べ物の好みが変わったり、偏食してみたりします。
発情期のため、すぐに興奮して落ち着きがなくペレットや牧草を残しがちになります。
そこで、栄養管理するのも飼い主の役割です。
糖分のない野菜ジュースを飲ませたり、ドライフルーツのパパイヤやパインをあげたりしながら、牧草をなるべくたべもらえるように対処します。
それでも、食欲が回復しない場合は、動物病院で受診し注射を打つなどしてもらうことが必要です。
まとめ
特に神経質になっている時期が、発情期です。
いつもの穏やかなうさぎではない時もありますが、人間と同じように優しい気持ちを持って見守ってあげることが大切です。
毛がよく抜けるため、ブラッシングもこまめにしてあげることも必要です。
発情期は約1ヶ月ほどで収まり、年齢を重ねると発情行動も落ち着いてきます。
発情期は戸惑うこともありますが、大らかな気持ちで乗り越えることが1つの方法です。