見た目がモフモフしていて可愛いうさぎは、野生の世界では食べられる側になります。
ほかの肉食動物に食べられてしまうため、どんどん子孫を残さないとうさぎは絶滅してしまいます。
食べられてしまう以上に、子どもを産まないといけません。
このことから、うさぎは繁殖力が旺盛な生き物であり、繁殖力の象徴ともなっています。
動物には発情期がありますが、そんなうさぎの発情期とはいつなのでしょうか。
うさぎの発情期の時期とはいつ頃!?
うさぎの発情期は、早いと生まれて数ヶ月後頃から発情行動が見られるようになります。
これは他の動物と比べてみても、比較的早い方です。
早くて、生後1ヶ月頃からなるうさぎもいたりしますが、だいたいは生後3ヶ月〜4ヶ月くらいで発情期が始まると言われています。
うさぎは四季関係なく繁殖することができるので、年中発情期があるともいわれていますが、常に興奮状態があるということではなく、定期的に発情する時期がくるということです。
ペットとしての発情期は、季節の過ごしやすさから人間にとっての春と同じになっているようです。
発情期のきかんとしては、個体差がありますが、だいたい2週間程度です。
以前の野生でのうさぎは、生後1ヶ月半頃から発情の兆候が見られ、それと同時に抜毛が起きました。
うさぎの発情期の行動とは?
発情期のうさぎの行動は、普段とは違っています。
どのように違うのかというと、いつもよりそわそわして落ち着きがなかったり、いつもなら失敗しないトイレを失敗してしまったり、体力を使いすぎて食事量が減ることがあります。
しかし、トイレや縄張り意識は特に強くなります。
また、うさぎによっては、イライラしていたり、急に甘えてみたり神経質になったりするうさぎもいます。
また、オスとメスのうさぎによっても、発情期の様子には違いがあります。
オスのうさぎの場合、子孫を残そうとする力がとても強いため、動いているものにびんかんに反応します。
なので人間にも反応します。
例えば、飼い主の腕や足、ぬいぐるみなどにすぐにマウントする行為が増えます。
スプレー行為、と呼ばれるオシッコを飛ばす行為も多くなります。
また、スタンピングと呼ばれる後ろ足を強く叩いて音を立てる行為が増えます。
興奮しすぎて落ち着きがなく、ペレットや牧草を食べる量が減ります。
さらに、食べ物の好みが変わるため、牧草・タンパク質・脂質の多いフードをうまく食べ分けて、必要な栄養素を好んで食べます。
オスのうさぎは、臭腺から発情期特有の臭いを出すようになります。
メスのうさぎの場合、発情期になると、いつでも赤ちゃんができる体のシステムになります。
これは、ほぼ確実に子孫を残すためです。
このシステムが整うと、守りの行動が増え発情や縄張りをアピールする匂いも出し始めます。
野生の頃の名残で、自分たちのウンチで家の目印をつけていたため、この時期にケージの中を綺麗に掃除されるのを嫌います。
その特徴を尊重しながら、掃除をすることが大切です。
また、メスのうさぎはいつでも赤ちゃんができるからだになっているため、おしりを撫でただけでも、想像妊娠してしまいます。
他には、怒りやすくなり、人に慣れていない怖がりのうさぎはケージに手を出すと、闘争心をだすことがあります。
柔らかく強い臭いウンチをしたり、隅を掘ったりトイレの位置を気にしたりと、普段とは違った行動が見られます。
まとめ
ほかのどの動物にも発情期はあります。
特にうさぎは、野生で生きている頃から食べられる側の動物でした。
その名残からも、飼いうさぎとなった現在でも、うさぎが子孫を残すことは命がけです。
こういった発情期の行動が見られたら、ケージから出してストレスを溜めないようにしたり、繁殖力が強いので、オスとメスを同じケージに入れないようにすることが大切です。