うさぎを触っていると、米粒程の吹き出物に気がつく事があります。一般的にイボと言われますが、病気の可能性はないのでしょうか?

うさぎ 病気 イボ

うさぎのイボは病気?

うさぎは、犬や猫に比べて、皮膚が特殊で弱い生き物です。

上毛と下毛が密集しており、熱がこもりやすい上に、ウサギの毛は水に一度濡れると、乾きにくい為熱と湿気であらゆる皮膚病を引き起こします。

また、皮膚自体が薄く、傷がつきやすい為、そこから感染症になるなど、皮膚の病気には、気をつけなければなりません。

うさぎの皮膚にイボがある場合は、まず、よく見て触ってみます。

白や赤っぽい色で、皮膚上や皮膚のすぐ下にあって、根がないような場合は、脂肪の塊の可能性が高く、これは病気ではありません。

しかし、日に日に大きくなるようなら、膿腫の可能性がありますので、病院で診て貰う方が賢明です。

逆に、色が黒っぽい、もしくは内側から盛り上がっていて、触った時に周りの肉もついて動く様な、根がある場合は、悪性の腫瘍の可能性がありますので、すぐに病院で診て貰うべきです。

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また、イボの出来た場所によっても、注意が必要です。

口周りや顎の辺りに出来た場合は、膿腫の可能性が高いですが、原因が歯の可能性があります。

歯が伸びすぎて、口腔内や鼻腔に傷がつき、そこから化膿して膿腫になることがあります。

また、肛門の周りに出来た場合は、うさぎ梅毒という病気の可能性もあります。

これが肛門に出来ると、それを舐めた口に感染し、更に多頭飼育だと、他のうさぎにも感染しますので、早急に病院で診て貰う必要があります。

雌なら乳がんや子宮がん、雄なら精巣腫瘍になる可能性が高いので、日常的に触って確認することが重要です。

まとめ

うさぎの皮膚は、高温多湿に弱く、更に他の動物に比べて薄いので、病気になりやすいと言えます。

イボや腫瘍も出来やすいと言って過言ではありません。

しかし飼い主が、この事実を知った上で、日頃から注意して触り、確認をすることで、早期発見は可能です。

発見した場合は、よく見て観察することも重要ですが、ネット等で調べた情報で自己判断せずに、病院で的確な診断と指示を仰いだ方が安心です。

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