今や日本でもとても有名な動物になったコアラ、動物園に行けばいつでも見ることが出来ます。

しかしコアラは、日本の動物ではなく、そもそもオーストラリアに生息している動物です。

そのコアラが、日本にやってきた歴史はいつからなのでしょうか。

コアラ 日本 初めて

日本に初めて来たコアラはどこに行ったの!?

コアラは約34年前、1984年10月25日にオーストラリアからここ日本へやってきました。

オスのコアラが6頭、東京都の多摩動物公園、鹿児島の平川動物公園、名古屋の東山動物園でそれぞれ飼育されることになりました。

当時は珍しいコアラを見るために、多くの人が動物園にやってきて長蛇の列を作っていたそうです。

まさにコアラブームがやってきたのです。

翌年1985年には、新たにメスのコアラが5頭やってきました。

またその翌年1986年には、名古屋の東山動物園で繁殖に成功し、日本で初めてのコアラの赤ちゃんが誕生しました。

その後、だんだん頭数が増えて1997年には96頭とピークを迎えましたが、その後はだんだん減少してしまいました。

というのもコアラは、ユーカリの葉っぱしか食べません。

この餌のユーカリの葉っぱは、日本で自生していない植物なので栽培する必要があり、高額なコストがかかります。

大まかにいうと、コアラを1頭飼育するために年間800万円もかかると言われています。

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またユーカリの葉っぱの、生産者の後継者不足にも悩まされているといいます。

餌の確保が飼育者の、負担になっていることがわかりますね。

ですが、コアラがいる動物園というのは、やはり目玉にもなりますし、コアラは動物園でも、1位2位を争う人気者なので動物園としてもこのままコアラの飼育を続けたいでしょう。

日本にいるコアラは、頭数こそ少ないですが、一頭一頭に名前がついていたり、プロフィールが掲示されていたり、とても大事に育てられています。

今現在、日本でコアラに会える動物園は9か所になります。

まとめ

コアラが、日本にやってきて34年経ちました。

昔のブームはもちろん、今でもコアラは日本でとても人気者になり、全国いろいろな動物園で見れるようになりました。

実はコアラの餌の確保やアピールなど、動物園の飼育さんの努力があってこそなんですね。

 

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