オーストラリアの植物、哺乳類、爬虫類、カエルの80パーセント以上はオーストラリアの固有種で、他の場所では見られないものばかりです。

その中で代表的な動物と言えば、コアラやカンガルーが有名ですね。

今回は、このコアラとカンガルーの違いについて詳しく紹介していきたいと思います。

カンガルー コアラ 違い

コアラとカンガルーの違いは?

有袋類の最大の特徴は、お母さんのお腹に赤ちゃんを育てるための「袋」があることです。

カンガルーとコアラはこの有袋類の同じ仲間ですがどんな違いがあるのでしょう?

まず、コアラの場合、妊娠期はわずか1ヶ月ととても短いで、その後、生まれてきた赤ちゃんはお母さんの袋の中で6ヶ月間ほどさらに成長を続けます。

そうして、成長した赤ちゃんはお母さんの袋から出た後もお母さんの背中にくっついて半年ほど過ごします。

こうして見るとコアラの赤ちゃんはお母さんに1年間べったりくっついて甘えられて幸せものですね。

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次にカンガルーの場合、多くのカンガルーは繁殖環境の良いときにのみ繁殖を行います。

オスは繁殖に適さない期間は体液を作りません。

共寝をするとメスはすぐに出産しますが、繁殖に適さない環境や袋の中に赤ちゃんがいる間は細胞卵が子宮へ着床するのを遅らせることが出来るようです。

生まれたての赤ちゃんはお母さんの袋の中で成長をします。

種にもよりますが、袋に戻らなくなるまでの期間は30週間から40週間が平均ですが、長いと18ヶ月もの間かかることもあるようです。

カンガルーは繁殖環境によってコントロールできますが、アカカンガルーの場合約50パーセントは2歳までに亡くなってしてしまします。

コアラもカンガルーの赤ちゃんも未熟児の状態で自力でお母さんの袋の中へ出ていき、乳首を探し袋の中で成長をします。

成長期間や成長の仕方は少し違いますが、有胎盤類の子育てより母体の体にかかる負担は少なく、赤ちゃんは袋の中でお乳をすって成長することが出来ます。

まとめ

同じ有袋類のコアラとカンガルーですが、出産の時期をコントロールできるのはカンガルーだけのようです。

ですが、赤ちゃんは自力でお母さんの袋の中に出ていき、お乳をすって袋の中で静かに成長を続けるのは同じでした。

お母さんの愛情をいっぱいもらって育つのですね。

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