オーストラリアの広大なへき地を元気に飛び回っているイメージのカンガルー、ワラビー、ワラルーと呼ばれているのは同じカンガルーですが、主に大きさで区別されています。
大型種のカンガルー、中型種のワラルー、小型種のワラビーと区別されます。
ワラビーはペットとして飼われていることがありますね。
今回はこのカンガルーの寿命について詳しく紹介していきたいと思います。
カンガルーの寿命はどれくらい?
カンガルーはコアラと同じく原始的哺乳類言とわれる有袋類の仲間で、育児嚢(いくじのう)で子供を育てます。
繁殖に適した環境下でなければ、オスは体液を作りません。
そして、メスはオスと共寝をすればすぐに出産しますが、繁殖環境がよくなければ細胞卵が子宮へ着床するのを遅らせ、発生を遅らせることができます。
また、育児嚢の中に子供がいている時も同様遅らせることができ、特殊な繁殖能力が備わっています。
赤ちゃんは1㎏程度かもしくはそれ以下の未熟な状態で、お母さんの育児嚢の中へ自力で移動し、乳首をみつけそこに吸い付いて育児嚢の中で育ちます。
よく袋から顔を出している赤ちゃんは、ある程度の大きさまで成長している赤ちゃんで、完全に親ばなれするまで種によりますが、30週~40週ほどお母さんの袋の中で成長します。
長いもので18ヶ月ほどかかることもあるようです。
こうして、繁殖をコントロールできるカンガルーですが、アカカンガルーの場合約50パーセントは2歳までに亡くなってしまいます。
平均寿命は12年~15年ほどのようです。
最長寿命で27年だとか。
ワラビーの平均寿命は10年~15年ほどと少し短い気がしますね。
ペットと野生とでも寿命はかわるという説もあります。
ペットとして飼われている方が寿命は短いようで、臆病な動物ということもありストレスや運動量、食料が野生とは違う点があるからかもしれませんね。
まとめ
カンガルーは有袋類で、繁殖時期や細胞卵の着床を遅らせたりとコントロールできる反面、2歳までの生存率の低さそして、成長しても平均10年から15年と少し短命のような気がします。
お母さんの袋の中で愛情いっぱい成長できることは、幸せなことですね。