皆さんは日本がペンギン大国と呼ばれるほど、多くのペンギンを飼育していることをご存知でしょうか。
野生のペンギンは南半球にしか分布しないため、日本に野生のペンギンは生息していません。
しかし飼育されているペンギンの数はとても多いのです。
多いと言っても、具体的な数字が分からなければなかなかピンとこない方も多いでしょう。
そこで今回は日本でのペンギンの飼育数や、飼育されているペンギンがここまで多い理由についてまとめてみたいと思います。
日本でのペンギンの飼育数について!
日本には、現在11種から12種のペンギンが飼育されています。
気になるその数は、2500羽にも上ります。
この数はなんと、この地球上で飼育されているペンギンの4分の1を占める数字です。
もちろん世界最大の飼育数を誇ります。
日本がペンギン大国と呼ばれるのも納得がいくでしょう。
ペンギンが日本に多い理由とは?
日本のペンギンの繁殖技術には、目をみはるものがあります。
ペンギンの中には、絶滅が危惧されている種がいます。
フンボルトペンギンというペンギンも、絶滅が危惧されていますが、日本では1000羽以上のフンボルトペンギンが飼育されています。
鳥類は卵を産んでも、上手に育てることができない場合がよくあり、成鳥する前に亡くなってしまうこともあります。
絶滅が危惧されている種の数が、安定しないのもこれが大きな要因です。
しかし日本では、孵卵器をつかい人工的にヒナを孵らせて、ノウハウをもった飼育員さんによって大事に育てられます。
これによりフンボルトペンギンの数は爆発的に増加し、現在では繁殖を抑制しなければならない事態になっているほどです。
このフンボルトペンギンの例からも、日本のペンギンの繁殖技術の高さがうかがえるでしょう。
まとめ
今回は日本で飼育されているペンギンの数や、多くのペンギンが飼育されている理由についてまとめてみました。
色々な分野で、日本の技術の高さは有名ですが、ペンギンの繁殖技術についても日本はかなり高度な技術を備えているようです。
日本は北半球にある国ですので、野生のペンギンは存在しませんが、日本でペンギンが見れなくなってしまうなんてことは、とうていありえなさそうです。