世界にはいろいろ変わったセレブがいて、国によって様々な富の象徴としてのペットがいます。
アラブ諸国では、ステイタスシンボルとしてライオンを飼う事が流行していますし、猛毒の蛇や、チンパンジーは当たり前のようにペットで飼育されています。
しかし、ペットにペンギンを飼う事をステイタスにしている話は聞いた事がありません。
もしあなたが、中東のセレブたちが、ライオンと肩を組んで写真に写ることを自慢するように、ペンギンと肩を組んで写真に写りたい、自慢したいとお考えであれば、ぜひチャレンジして下さい。
ペンギンはとても人なつっこい動物です。
あなたにいつも可愛らしさと、癒やしをあたえてくれるでしょう。
その為の値段や、飼育にかかる費用について、ご説明いたします。
ペンギンを飼育する為の値段は?
ペンギンの価格は、決まっているわけではありません。
いわゆる高級すし屋の片隅の伊勢えび等と同じように、『時価』ということになります。
繁殖状況や、種類によって大きく異なります。
おおよそ、ペンギンの相場は、1匹70万~1000万まで幅広く、繁殖が難しいとされるコウテイペンギンは1000万以上の値が付きます。
一般的に、日本の気候で飼育可能な、キングペンギン、コガタペンギン等は、新車が買えるくらいの金額とイメージした方がよいでしょう。
ペンギンを飼育する為の費用はどれくらい?
そして餌の問題ですが、ペンギンは魚以外食べませんので、一回の食事で、5~6匹の魚の用意が必要です。
水族館は冷凍の魚を用意し、コストダウンをはかると共に、寄生虫対策をしています。
年間でいえば10万円程度は餌代がかかります。
問題は飼育環境です。
ペンギンのストレスを考えれば、ある程度の広さの飼育環境が必要ですし、水あびをする為のプール等が必要となります。
ちなみに、水は水道水ではなく、海水でなければなりません。
海水を水と塩を混ぜて作る人工海水の場合は、水1リットルに対し、約36グラムの食塩が必要となります。
人工海水の800L用で6~8千円程で販売されています。
海水が手に入りにくい場合、こちらの方が餌代よりもコストがかかるかも知れません。
そのうえ風呂場を飼育スペースにするわけにはいきませんので、水周りの増改築費用は必要となるでしょう。
まとめ
ペンギンを飼育する場合、購入代も高いですが、いい環境を整える毎日の維持費のほうもばかに出来ません。
ペンギンを一度飼うと決めたからには、とことんやり通す気合と財力が必要となるでしょう。
日本でも、16年間も個人でペンギンを飼育された方もいらっしゃいます。
平均寿命が20年といわれるペンギンを育て続けるのは、容易な事ではありません。
一般的には水族館の年間パスポートを購入し、毎日のように顔を見に行く方が、経済的なのかも知れません。