せっかく新しく家族の一員として迎えたかわいいうさぎ。

しかし人によってはうさぎとの同居生活が、アレルギーやそれに由来する喘息を引き起こしてしまう場合があります。

家族の中にうさぎによる喘息を発症してしまった人がいる場合、どのような対策をとるべきでしょうか?

また飼い主自身が発症した場合にはどうしたらよいのでしょうか?

うさぎ 喘息 対策 症状

うさぎによる喘息への対策

うさぎが原因の喘息に、家族あるいは飼い主である自分自身がかかってしまった場合、そしてそれでもうさぎの飼育をあきらめ切れない場合は、飼育環境にいろいろ工夫をする必要があります。

まず、うさぎ飼育用の部屋をひと部屋確保して、喘息の人はその中に絶対に入らないようにします。

うさぎ部屋に出入りしたときは必ず手を洗います。

うさぎの毛などが付着しているかもしれないので、うさぎ部屋から出たときは衣類を着替えるようにしたら、なお安心です。

うさぎ部屋や家族が出入りする主要な部屋には、高性能の空気清浄機を設置する必要もあります。

飼い主自身がうさぎが原因の喘息にかかっている場合には、さらに細かい注意が必要です。

飼い主はうさぎの飼育部屋に入るとき、手袋とマスクを着用してうさぎとの直接の接触を避ける必要があります。

うさぎを抱き上げて頬ずりしたりするなど、濃厚な接触はあきらめなければなりません。

そして定期的に医者のところで、アレルギーの予防薬を処方してもらうことも大切です。

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うさぎによる喘息の症状

喘息の主な症状は、呼吸のたびに気道がゼーゼーヒューヒューと鳴ったり、咳が続いたりすることです。

息切れがひどくなったり息苦しさを感じたり、ひどい場合は呼吸困難を起こすこともあります。

喘息の原因は気道の炎症です。

気道の炎症を繰り返すことで、ちょっとしたことにも敏感になり、咳や痰が出やすくなります。

気管支の壁が厚くなり気道も狭くなるため、呼吸がしにくいという症状も生じます。

アレルギーから喘息になってしまうという場合も、よくあります。

うさぎの体毛、フン、唾液そして身体に付着したダニは、アレルギーの原因となりやすい物質です。

うさぎが原因の喘息は、もともと喘息の人や何らかのアレルギーを持っている人だけの問題ではありません。

それまでなんの問題もなかった人が、うさぎと一緒に暮らすうちに喘息になってしまうこともあるので、要注意です。

まとめ

家族のメンバーや飼い主自身がアレルギー性の喘息をわずらっているときは、うさぎの飼育をあきらめることが最良の解決策です。

それでもうさぎの飼育をあきらめることができない場合には、知恵をしぼって飼育環境の整備を図る必要があります。

たとえば、うさぎの飼育部屋を必ず決めて、そこより外にはうさぎの体毛などを持ち込まないようにする、空気清浄機の利用、こまめな掃除で家中を常に清潔にしておくこと、などがあげられます。

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