うさぎのしっぽは、一見丸くふわふわとしています。
しかし本当はうさぎのしっぽはそれなりの長さがあって神経もしっかりと通っていています。
本当は平たい小判型なのです。
触ってみると骨があることもわかります。
先端の部分だけが外から丸まって見えているので、丸く・愛らしく・ふわふわとしてみえるのです。
しっぽはコミュケーションに利用されます。
野生のうさぎの場合、敵が近づくとしっぽを立てて仲間に危険を知らせます。
求愛中の場合にもしっぽをピンと立てます。
ペットのうさぎの場合でも、愛情を示したくなったり興奮したりしたときにはしっぽを振り回したりします。
うさぎのしっぽが取れたらどうするか
ところがこのふわふわと可愛いうさぎのしっぽ、突然取れてしまうことがまれにあるようです。
うさぎのしっぽ、特にその先端のふわふわした部分は普通に考えるより、もろく取れやすい構造になっていると考えられます。
そのせいか、うさぎはしっぽを触られることをあまり好みません。
野生のうさぎの場合だったら、危険な敵から逃げるときにわざとしっぽを残して行くことがあるそうです。
ただし人間に飼われているペットのうさぎの場合、このような事態はほとんど考えられません。
飼いうさぎのしっぽが取れるとしたら、何かにはさまって抜けてしまうなど、事故によるケガの場合が大半だと考えられます。
もっともうさぎ自身は、しっぽが取れても痛がって騒ぎ立てるようなことはないようです。
うさぎのしっぽが取れてまったのに気づいた場合は、かかりつけの獣医さんに見せてください。
しっぽが取れてから時間があまりたっていない場合は、取れたしっぽを縫合して元通りにすることもできるかもしれません。
取れてからの時間がある程度たった場合には、傷口からばい菌が入ってしまっているなどの理由でそのような治療は無理ですが、それでも傷口の消毒などの手当てが必要になるからです。
まとめ
しかし、うさぎのしっぽは意外ともろい構造になっており、ときにはなぜか取れて飼い主をあわてさせることがあります。
うさぎはもともとが捕食動物なので弱みをあまり示さらないせいか、しっぽが取れてもいたがる様子は見せないかもしれませんが、大きな怪我なのは間違いないので、必ず獣医さんのところへ連れて行って下さい。