ペンギンは鳥類ですが、他の鳥とは違って背中をまっすぐにしてよちよちと歩きます。
あの歩き方が可愛いのですが、なぜあのような歩き方になるのでしょうか?
ここではペンギンの立って歩く、歩き方の理由についてご紹介します。
ペンギンが立って歩く歩き方の理由は?
ペンギン以外の多くの鳥は、脚が胴体とTの字になるような位置についています。
そのため、バランスがいいので地上でも比較的素早く移動することもできるようです。
ですが、ペンギンの場合、他の鳥よりも後ろ側に足が付いているため、他の鳥のようにT字でバランスを取ることができず、まっすぐに立つ姿勢になるようです。
また、ペンギンの足は短いと思っている方が多いかもしれませんが、見えているのは足首から下の部分だけなのです。
他の部分は皮下脂肪の下に隠れていて、ペンギンの足の骨格は、膝がほぼ直角に曲がった状態になっているのです。
人間で言うと、中腰で歩いているような状態になるようです。
そのせいもあって、ペンギン独特の立って歩く歩き方になるようです。
ペンギンは立って歩く歩き方で不便はないの?
ペンギンの立って歩くよちよち歩きは、とても歩きにくそうですよね。
ペンギンが生息している地域には、陸上でペンギンを捕食するような大型の肉食動物がいないので、素早く動く必要があまり無く、あのようなよちよち歩きでもあまり不便はないようです。
また、「トボガン」と呼ばれるペンギン独特の移動方法があります。
「トボガン」は雪や氷の上に腹ばいになって、脚やフリッパーを使って進む方法です。
長距離の移動の場合はこのような移動方法も使うので、あまり不便さはないようです。
まとめ
いかがでしたか?
ここでは、ペンギンの立って歩く歩き方についてご紹介しました。
ペンギンは、空を飛ぶよりも泳ぐことを選んだ鳥です。
泳ぎやすいようにペンギン独自の進化を遂げ、あのような立って歩く歩き方になったようです。
あのよちよち歩き、たまらなく可愛いですよね。
水族館などに行った際は、あの体の中で中腰の状態になっていることを想像しながら、ペンギンを観察するのも面白いかもしれません。