ペンギンの体は羽毛で覆われています。
ペンギンの外側の羽毛は油で覆われていて、水に濡れないようになっています。
そして内側の羽毛は、冷気を遮断して体を温める役割があります。
ほとんどの種類のペンギンは1年1回羽毛が生え変わる時期があり、この時期に完全に生え変わらないと水中に潜れなかったり凍えたりするため水には入りません。
赤ちゃんのペンギンも生まれた時から羽毛が生えていて、大人のペンギンと違う特徴があります。
ペンギンの赤ちゃんの毛の特徴とは?
赤ちゃんのペンギンは孵化した時に、体を羽毛が覆っています。
この羽毛はとても短い羽毛で「第一幼綿羽」と呼ばれ、大人のペンギンの羽毛と比べるととても柔らかくフワフワしています。
しかしこれは孵化後ふぐに抜け、「第二幼綿羽」に生え変わります。
これもまだ大人の羽毛と比べて柔らかくフワフワしていますが、この段階でペンギンの種類ごとに特徴が出てきます。
キングペンギンの第二幼綿羽は全身が茶色で、大人のキングペンギンと見た目が全く異なります。
同じコウテイペンギン属のコウテイペンギンの第二幼綿羽は頭だけ黒く、体は灰色の毛になります。
そしてアデリーペンギン属のヒゲペンギンは、顔と背中が暗灰色でお腹は薄い灰色になり、アデリーペンギンは全身が濃い灰色で覆われます。
ほとんどの赤ちゃんペンギンが、大人のペンギンと違う色の第二幼綿羽を身にまといます。
モフモフで柔らかく、大人と違う模様の赤ちゃんペンギンが見られる期間は短期間のみです。
一定期間が過ぎると第二幼綿羽も生え変わり、次に生えてくる毛はもうモフモフではなく大人のペンギンの羽毛と同じ物になります。
まとめ
赤ちゃんペンギンは孵化した時にすでに羽毛が生えていますが、最初の幼綿羽はすぐに次の幼綿羽に生え変わります。
この時期の羽毛は大人の羽毛と違ってとても柔らかく、色も大人と違うと言う特徴があります。
しかし第二幼綿羽の段階で、すでにペンギンの種類による違いが模様や色に現れていて、もう大人のペンギンになる準備が進んでいます。