馬の出産シーンをテレビで見たことがあるという人は多いと思います。

子馬が一生懸命に立つ姿をみて、感動を覚えた方も少なくないのでは無いでしょうか?

でも、どうして子馬はあんなにすぐに立たなければ行けないのでしょうか?

もう少し、ゆっくり立ち上がってもいいのではないでしょうか?

子馬が、どうしてすぐに立たなければ行けないのか理由を調べてみたいと思います。

馬 赤ちゃん 立つ

馬の赤ちゃんがすぐに立つわけ

馬は草食動物ですので、野生化の弱肉強食の世界ではすぐに逃げる準備が出来なければ強者の捕食対象になってしまいますからすぐに立たなければいけないのです。

野生化のシマウマの天敵はライオン、ブチハイエナ、リカオン、ナイルワニなどです。

これらの捕食者から子孫を残すために、子馬はすぐに立ち上がり母馬についていけるようにならなくてはいけません。

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産まれたばかりの馬の赤ちゃんは体重50kgありますが、それでも30分から90分で立ち上がります。

生後1ヶ月ほどで体重100kgになります。

ちなみに、馬の妊娠期間は11ヶ月から12ヶ月で人間より若干妊娠期間が長いです。

まとめ

馬は草食動物で、野生化では天敵の捕食者から逃れるために、子馬はすぐに立って行動を起こさなければ、捕食対象になるため生存のために立たなければいけないことがわかりました。

その名残で、家畜の子馬も産まれたらすぐに立つようです。

しかし、この先何年も飼育下での出産が続けば、子馬もすぐに立たなくなるような環境になるかもしれません。

ちなみに、立てなかった子馬はほとんどが生きていけません。

末路は食用になるか肥料になるかどちらかだと思います。

今の日本では馬と言えば競馬のサラブレッドですが、近年では、競馬のために馬を繁殖させること自体が動物虐待になっているのではないかという意見がでています。

それは、競走馬になれなかった馬はほとんどが食肉ように回されるからです。

このような日本の馬の事情に危機感を持っている人は少ないですが、世界では馬の保護が進んでいて、近い将来、日本の馬事情が世界から後ろ指を刺される日は近いかもしれません。

願わくば、馬が大事にされるような仕組みができるのを願っています。

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