歴史の教科書などを見ると、随分昔から馬は私たちと生活を共にしています。
ところで、私たち人間は一体いつから馬に騎乗するようになったのでしょう。
今回は人間が馬に騎乗するようになった歴史についてみていきます。
馬に騎乗するようになったのはいつから!?歴史について
日本人が馬に騎乗するようになった歴史について、まずは紹介していきましょう。
日本人と馬との関りは弥生時代から始まります。
当時は軍事用、輸送用、農耕用として使われることが多く、主に軍事用として使用されていたんだとか。
しかしある説によると、日本には古墳時代より前には馬が居なかったともいわれています。
こういった、いつから馬と関わるようになってきたのか、騎乗するようになったのかということは明確になっていません。
確実に馬と人間が関り、そして騎乗していることが分かるのは、古墳時代です。
朝鮮半島から乗馬技術が伝わるようになったと言われています。
平安時代には競馬が盛んに行われるようになり、人々は馬に乗るようになります。
乗馬の速さを競ったり、馬に乗ったまま弓を放ったりといったことが活発に行われるようになったんだとか。
もちろん平安時代には軍事用としても馬が使用され、軍事用にするために馬の量産が行われたともいわれています。
そして鎌倉時代に入ると、馬は主に軍事用として使用されるようになります。
歴史の教科書で争いが行われ、馬に乗った騎馬隊が登場するのを見たことがあるという人は多いのではないでしょうか。
江戸時代でも馬は軍事用として活躍しており、同時に量産も行われていました。
年間2,000~3,000もの馬が量産されていたとの情報があります。
江戸時代に騎乗することができたのは、身分が高い人のみでした。
平民の騎乗が許されたのは、明治時代になってからです。
この頃には、軍事用ではなく娯楽として騎乗されるようになりました。
明治~昭和初期では、まだ交通手段として使用されることも多かったです。
そして自転車や電車、車が発展するようになると、馬は交通手段として使用されることが減り娯楽として乗馬を楽しむ人が増えるようになりました。
馬の騎乗の歴史を簡単に紹介しましたが、家畜として始まった馬はだんだんと人々の生活を豊かにするため、また守るために騎乗されるようになり、そして今では娯楽として楽しまれています。
まとめ
騎乗の歴史について紹介していきました。
- 古墳時代に朝鮮半島から乗馬が伝わり騎乗する人が出てきた
- 平安時代には競馬として使用されるようになる
- 鎌倉時代には軍事用として騎乗され騎馬隊として活躍するようになる
- 江戸時代までは騎乗できるのは身分の高い人のみであった
- 平安時代に平民も娯楽として騎乗することができるようになる
- 自転車や電車、車の登場により交通手段として馬が使用されることは格段と減った
いかがでしたか!?
騎乗の歴史は古墳時代からスタートしていたんですね。
弥生時代からという説もありますが…。
そんなに昔から私たち人間の身近に馬は居たんですね…。
今は牧場に行くなどしないと騎乗はなかなかできませんが、きっとこれからも私たちのそばに寄り添ってくれることでしょう。