そういえば、動物園で見ることが出来る動物は多くいるものの、象ってどこにでもと言っては失礼な話ですが、割と見る機会が多い生き物だと思いませんか?
しかし、象って本来日本固有の生き物ではないことはご存知ですよね。
では、いつから日本にいるのでしょうか。
きっかけなどはあったのでしょうか。
気になった方はきっと私だけじゃないはず!
ということで日本と象のつながりについてお話ししていきたいと思います。
象はいつ日本に来たんだろう?きっかけはあるの?
象という存在は実は,古来から知られていたのです。
日本に初めて象がやってきたのは、なんと1408年のことでした。
今からおよそ、610年もまえのことですよ。
驚きますよね。
1408年は室町時代のことです。
その象インドネシアから将軍、足利義持に献上されたのだそうです。
浮世絵などにも、象の姿が残っています。
また、大友宗麟、豊臣秀吉、徳川吉宗に献上された例もありますので、象は昔から数回日本を訪れているのですね。
みなさんは、象のはな子についてご存知の方もいらっしゃるのではないのでしょうか。
戦後初めてやってきた象のはな子。
このはな子は、人間と象との関わりを描いた世界いち悲しい象という話は、世界でも語り継がれています。
象のはな子については絵本も出ていますし、アニメやテレビドラマでも取り上げられましたよね。
何度涙したことか。
話は脱線してしまいましたが、日本と象との関わりは今では当たり前のようになっています。
以前は、将軍に献上される神聖なる生き物であったことを、私たちは忘れてはいけないのです。
まとめ
かつては献上されるほど、大切にされていた象という存在。
海外からやってきた象は、港から歩いて将軍に献上されたのですが、道中、初めて象をみた人はどのくらい象の大きさに驚いたことでしょうか。
話によると、象が無事に献上されるために人々は、象が怪我をしないよう石まで拾っていたそうです。
最近では、象の不法密漁などが止まず絶滅の危機を迎えています。
ここで象と日本の歴史を振り返り、改めて象の存在を確かめて一人一人が意識を持つことが、大切なのかもしれませんね。