カナブンの幼虫期ってどれくらいかご存知でしょうか?
「昆虫は長い間土の中にいて、成虫になるとすぐ寿命を迎えてしまう」こんなイメージを持たれている方も少なくないと思います。
いったいどれくらいで幼虫から成虫になるのか気になりますよね。
今回はカナブンの幼虫について解説していきます。
カナブンの幼虫が成虫になるまでにはどれくらいかかる?
カナブンは、幼虫から成虫に変化して成長する昆虫です。
その幼虫である期間はどれくらいだと思いますか?
長くても、幼虫期は10か月弱だといわれています。
その間、ずっと土の中で腐葉土を食べて過ごすことになります。
※〈注意〉ずっと土の中で過ごすわけですが、野生のカナブンは、基本的に冬を越すことができませんので、冬眠とは全く関係ないことを覚えておいてください。
また飼育される場合は、温度と環境に注意してくださいね。
気温が低かったり、湿度が高過ぎると成長しにくい昆虫なのです。
低気温と高湿度はカナブンにとって大敵であることも忘れないようにしましょう。
最悪の場合亡くなってしまうこともあると聞いたことがあります・・・。
余談ですが、参考までに少し付け足しをしますね。
土の中で卵から孵化し、ふにゃふにゃの白い幼虫がうまれます。
カナブンのメスは大量の産卵をするのです。
すごく元気な昆虫だと言われています。
卵の大きさはだいたい1.5mmほどの小さなものです。
カナブンの幼虫の外見の特徴としては、他の昆虫の幼虫に比べ、体毛が多い幼虫としても知られています。
はじめて脱皮をしたころになると、1円硬貨〜5円硬貨ほどの大きさになります。
成虫になると、1か月ほどしか生きられないそうです。
生涯にするとおよそ1年弱ほど生きるのですね。
冒頭で述べたイメージと同じような成長過程ですね。。
少し気になっていたのですが、
カナブンには「さなぎ」の過程は存在しないようです。
ダイレクトに成虫へ成長する昆虫なのです。
まとめ
今回はカナブンの幼虫がどれくらいで成虫になるか、
成長過程について解説いたしました。
いかがでしたでしょうか。
一般的な昆虫の成長過程ではないでしょうか。
カナブンは幼虫期は1年より短く、その期間は土の中で腐葉土を食べながら過ごすのです。
カブトムシ等と比較するならば、さなぎの過程が存在しないことが大きな相違点だと思います。
光沢の美しいカナブンに興味のある方はぜひ一度、幼虫から飼育されてみてはどうでしょうか?