鴨やアヒルの様なクチバシで、愛嬌のある目が可愛いカモノハシですが、実は意外と怖い一面も持ち合わせています。
それは『毒』を持っていると言う事。
毒を持つ生き物と聞けばヘビやサソリ、その他にはクラゲやイソギンチャクなど日本でも割と多く見られるものがありますが、カモノハシまでは思い浮かばないと思います。
カモノハシの毒ってどうなのか?
どこに毒があり、引っ掻かれるとどうなるのか気になります。
そこでカモノハシの毒について調べてみました。
目次
カモノハシが毒を持つ理由とは!?
カモノハシを日本で見る事がありませんが、画像や映像などで見るカモノハシは大人しそうな動物にも見えます。
大人しく優しそうに見えるから、毒なんて持って無いと思ってしまいますが、カモノハシのオスには毒があります。
毒を持つ生き物の多くは、相手に毒を注入し弱った所を捕食する事が多いのですがカモノハシは、どんな理由で毒を持っているのでしょうか?
メスを獲得する為!
カモノハシが、蹴爪に毒を持った理由として言われている事は、メスを獲得する為とされています。
繁殖期になると1頭のメスを求めて複数のオスが近寄ってきて、そのメスを自分の物にしたいオスは、メスの周りにいるオスと戦います。
そのオス同士で争ってる時、馬乗りになった際に蹴爪を刺しやすくなります。
カモノハシのオスの脇腹などに、爪痕があるのはその時の傷もあると言われています。
天敵の蛇から守る為!
他にカモノハシが、毒を持つ理由のもう1つとして言われているのは、天敵のヘビから身を守る為とも言われています。
メスは産卵して抱卵している間は、天敵のヘビから大事な卵など守る事が出来ます。
この毒は繁殖期に増えると言われており、迂闊に近寄れなくなります。
カモノハシの毒が原因の症状は?
微量であっても毒は毒です。
大なり小なり毒の影響というものがありますが、カモノハシの毒はどのレベルなのか?
その毒によって、どんな状態になるのか?
どんな症状が出るのか?
もしカモノハシの毒に侵された場合の症状ってどんなものなのか?
カモノハシの毒に人間が侵された時は、痛み止めが効かないほどの強い痛みがあると言われています。
早ければ数日くらいで痛みが引く事もありますが、悪化してしまうと1ヶ月以上の場合もあります。
カモノハシの毒は人間は大丈夫なのか?
人間は強い痛みを感じますが、命を落としてしまうほどの強い毒ではありません。
小型犬や猫など全体的に小さな生き物は、命を落としてしまう可能性は高くなりますが、人間は命を落としてしまうほどでは無いと言われています。
まとめ
毒を持つ生き物には、毒を持たなければならない理由があります。
それは身を守る為に必要な毒であったり、捕食する為に必要な毒であったり生き物によって用途は変わってきます。
もしオーストラリアへ旅行へ行き、カモノハシを見つけても、むやみに触らない様にしましょう。