動物園にいる動物たちは、自然界で食べている草花の他に、私たちも普段食べている野菜や果物、肉などを食べています。
彼らは体も大きいので、私たち人間よりも多くの量の餌を一日で食べています。
では、野生の場合はどうなのでしょうか?
動物園とは違っていつも必ず餌が近くにあるとは限りませんし、果物や野菜も当然ですがありません。
水でいえばもっと少ないでしょう。
アフリカのサバンナに生きる野生のシマウマたちは、何を餌にして生活しているのでしょうか。
野生のシマウマは何を餌にしている?
野生のシマウマは主に草を食べますが、その他にも果物や小枝なども食べます。
イネ科のガルガヤ、ギョウギシバ、コバンソウモドキ、ヒゲクリノイガなどや球茎、地下茎などを好んで食べます。
乾燥した気候に強く、水をあまり飲まなくても生きていける動物です。
口は上下の歯がしっかりと噛み合い、草をすり潰すのに適しています。
シマウマの一日に食べる餌の量はどれくらい?
シマウマは、一日のほとんどを餌を探すことに費やしています。
水辺と草地が、隣り合っている湿度の高い場所で餌を食べます。
一日に食べる餌の量は、12キロほどです。
ただし、シマウマなどの奇蹄類は巨大な盲腸で硬い葉を消化しているが、栄養を吸収する小腸が盲腸の後にあるため、栄養の吸収効率が悪いです。
そのためシマウマのふんには、未消化物が残っています。
まとめ
シマウマは主にイネ科の草を中心に、果実や小枝などまで食べています。
一日のほとんどを食事に使っているのは、ライオンなどの肉食獣の脅威から逃れたり、新たな餌場をもとめて移動しているため、一回の食事量が少ないからではないかと筆者は考えました。
人間には、こんなに根気よく探し続けられないとおもいます。
動物たちのたくましさと、我慢強さは私たち人間も学ぶべきではないの
かと思いました。