日本の各地で生息すると言われている狐ですが、普段の生活で見かけることはありません。
実際に狐は日本のどこで生息しているのでしょう?
今回は狐の生息地について詳しく見てみましょう。
狐は日本のどこに分布しているの?
狐はホンドギツネが本州や四国、九州に住んでいて、キタキツネが北海道に住んでいると言われています。
環境省のHPを確認すると、狐の全国分布図を確認することが出来ます。
この分布図を見ると、狐は日本の至ることろで生息していることがわかります。
ただ四国と九州では少ないようです。
狐は森林や雑木林など生息地域は狭く人間との関わりが少ない為、見かけることがないそうです。
たまにエサを求めて人間の住環境に姿を見せることがありますが、用心深い性格のため早朝や夕方にこっそり目につかないように行動しています。
狐の日本の生息地はどこにあるの?
さて、狐は日本全国のどの地域に生息しているかですね。
研究者が発表している都道府県ごとの狐の森林の割合と狐の生息数の関係を表すグラフによると、狐はやはり主に森林で生息していることがわかりました。
狐の生息している数が多い県は、
- 北海道
- 山口県
- 京都府
- 佐賀県
- 奈良県
- 岡山県
- 大分県
です。
また、狐の生息数が減ってきている県は、
- 東京都
- 大阪府
- 埼玉県
- 千葉県
- 石川県
- 福岡県
- 秋田県
- 和歌山県
- 宮崎県
です。
中でも埼玉県、東京都、大阪府、千葉県、福岡県は都市化が進んでいること、平野部が多いことから生息が合わなくなったため、生息数の減少に繋がっていると言われています。
全体的に関東では明治以前から絶滅の傾向があり、西に行くにつれて生息が集中していて地域的な差が大きいことがわかります。
秋田県、石川県、和歌山県、宮崎県は森林が多いにもかかわらず狐が少ないので、別の原因があったのだと考えられています。
その原因を探るために今でも研究が行われています。
まとめ
狐は日本の各地に生息していますが、基本的に森林部分の多い地域では狐の生息数は多く、森林の少ない地域では減少していることから、特に狐は都市化の影響を受けやすいことがわかりました。