日本では、当たり前に知られているイノシシですが、日本以外にもいるのでしょうか?
ブタがどこでも飼育されているように、野生のイノシシもまた世界に広く存在している可能性がありますよね。
今回はイノシシが、世界のどこに生息しているのか分布状況をご紹介していきます。
イノシシの世界分布!
イノシシは、もともとはアジアや、ヨーロッパを中心に生息していました。
人間によって家畜化されたイノシシ、つまりブタですが、そのブタが再び野生化し、アメリカ大陸やオーストラリアなどにも放され、爆発的に生息域を広げていきました。
世界中に広い範囲でまんべんなくいると考えて良いでしょう。
分布地域によって個体に大きな差があるのが特徴です。
中国東北部のイノシシは、体重300kg以上あるものもいます。
アメリカのアラバマ州にはそれを凌ぐ470kgの巨大イノシシがみつかっています。
日本には北海道を除いて、ニホンイノシシとリュウキュウイノシシの2亜種ないし3亜種が分布していますが、いずれもイノシシの亜種ではなく、別種として分類すべきという意見もあります。
日本だけでなく、世界でもイノシシはメジャーな動物なんですね!
イノシシの世界での生息地は?
イノシシの生息域は、低山帯から平地にかけて、雑草が生い茂る森林から草原です。
また、水場が近い場所を好みます。
世界のどこでもこれは、共通しています。
日本でもイノシシが出るところはそういったところか、その近くですよね。
食べ物は、基本的に山に生えている植物の根や茎、どんぐり、タケノコ、キノコなどを食べます。
近年は、林業の衰退により、人の手の入っていない森林が増えました。
その結果、イノシシは容易に隠れながら、我々人間が住む里まで、食料をみつけに降りてきてしまうということが、問題となっています。
一方的にイノシシのことを悪者にして、害獣扱いするのも人間の勝手なのかもしれません。
こういった問題にも、私たちは向き合っていかなければならないのです。
まとめ
イノシシは予想通り、世界各地にいることがわかりました。
もともとはイノシシがいない地域でも、人間が食べるために飼育したブタが野生化し、イノシシは繁殖力が強いので、爆発的に増えるということがあるのですね。