春になれば、暴れる羊を押さえて毛刈りをしている光景を目にする事がありますよね。

毛を刈り終えた羊は何だか貧相にも見えるし、スッキリした様にも見えてきます。

でも、何で羊の毛を刈るのか気になりませんか?

もし羊の毛刈りをしなかったら羊はどうなってしまうのでしょう?

そこで、春になれば良く見る羊の毛刈りは、しなかったらどうなるのか調べてみました。

羊 毛刈り 理由 しないと

羊の毛刈りにはどんな理由があるのか?

ふわふわした羊の毛で作った物は暖かく気持ちの良いものが多いですよね。

ですが、その度に多くの羊が立派に伸びた毛を刈られてしまい恥ずかしい姿にされてしまいます。

そもそも何で羊の毛は刈られるのか?

羊の毛刈りにはどんな意味があるのでしょう?

暑さに耐えられない

羊の毛は保温性が高いので、夏場の暑い時期には高い気温と自分の体温が合わさり恐ろしいほどの温度になります。

毛を刈らないと、羊は他の動物などとは違って抜け毛が無いのでずっと伸びた状態になると言われています。

過去に羊飼いから6年もの長い間、逃げたと言われる羊は50cm以上の長さになっていたなんて記録もあるくらい伸びますので、暑さに耐える為に毛を刈ると言われています。

毛が抜けない

毛を刈らないと、ずっと伸び続ける羊の毛は季節の変わり目など換毛期は無いのか?

そんな疑問を持つと思いますが、家畜化された羊には換毛期らしいものが無いと言われています。

羊の先祖は逆に毛が無かったとも言われており、羊毛や肉を取る為に家畜化された結果、羊は毛が抜けない様になった説があります。

毛を得る為

毛を刈る理由の大きな理由としては、羊の毛を手に入れる為だとされています。

羊飼いが自分の飼っている羊の毛を刈り取り、それを製品にして売って生計を立てていたのでは無いでしょうか?

羊の毛は今でも色々な製品として出回っているので、古くから羊毛を使った製品があったのかも知れませんね。

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羊は毛刈りをしないと何があるのか?

家畜化された羊には換毛期の様な物が無いと言われ、羊には毛刈りが重要ですが、仮に毛刈りをしないとどうなるのか?

何か羊にデメリットが生じてしまうのでしょうか?

転ぶと自分で起き上がれない

羊の毛は手入れをしなければずっと伸び続けていき、やがて自分でも身動きが取れない状態になってしまいます。

普段の生活の中で転んでしまったりすると、伸び過ぎた毛によって動きが取れず自分で立ち上がる事が出来なくなってしまいます。

健康チェックが出来ない

毛が多くなる事で必要以上に太ってしまったり、逆に痩せすぎていたりしても気づきにくい事があげられます。

また、毛が多い事で体温が上がり熱中症などの症状に襲われる事もあります。

まとめ

羊の毛刈りは見ていてスッキリした様にも見えて可哀想にも感じますが、毛刈りをしないと毛で身動きが取れなくなってしまうので、羊にとってはとても大事な行事と言えるでしょう。

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