屈強な体といかつい顔が特徴的な動物園の人気者、ゴリラ。

大きな体を維持するためには、大量のエサが必要なはずですが、ゴリラのエサって何かご存知でしょうか?

動物園などでは、リンゴやバナナなどの果物を食べている姿を目にすることがありますが、ゴリラの主食は果物なのでしょうか?

今回は、意外と知られていないゴリラのエサについて、ご紹介していきたいと思います。

ゴリラ 野生 餌

野生のゴリラは何を餌にしているのか?

野生のゴリラは、植物性のエサを主に食べて生活しています。

住んでいる地域やゴリラの種類によっても変わってきますが、主にエサになるものを挙げると、セロリ・タケノコ・サボテンなど、水分や繊維質が多い植物、バナナなどの果物、木の実や種、樹木の皮、等々、実にさまざまなものをエサとして食べています

強そうなイメージのあるゴリラですが、このように実は草食系の生き物なのです。

ただし、完全に菜食主義というわけではなく、時にはシロアリやクモなどの虫を捕まえて食べたりもして、タンパク質を補っているようです。

ただし、肉食性趣向はないため、動物や魚などの肉は一切食べません。

ゴリラはその巨体を支えるために、膨大な量のエサを補給しなければなりません。

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ある動物園では、ゴリラが一日に食べる食べ物の重さを計量したところ、合わせておよそ30kgにものぼったそうです。

野生のゴリラの場合と多少差があるかもしれませんが、生きていくためにはおおよそ同じ量のエサを、必要としていると考えられています。

ちなみに、動物園でのゴリラのエサは、ニンジンやサツマイモなどの野菜、食パン、ゆで卵、草類などが多いようです。

リンゴやオレンジ、バナナなどの果物も食べますが、人間が育てている果物は、糖分が多く太りやすいため、あまりたくさん与えるのは控えたほうがよいのだそうです。

まとめ

ゴリラのエサについてご紹介しました。

あれだけ屈強な体つきのもととなるものが、主に草などの植物性のエサであるというのを、意外に思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実はゴリラには、食物繊維を分解してタンパク質に変えることのできる能力があるため、植物中心の食事であってもあの体を維持することができるのだそうです。

知れば知るほど興味深いゴリラのエサ事情。

動物園に行ったら、ぜひゴリラの食事風景に注目してみてくださいね。

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