便所コオロギとよばれている、カマドウマ。
名前も聞いたことないとう方も多いかと思います。
便所コオロギという俗称は耳にしたことがある。
そんな方もいると思います。
どのような昆虫で、どのような生態なのか?
そんな、カマドウマについて知ってもらいたいと思います。
カマドウマについて!
コオロギに見た目が似ていますが、カマドウマは羽をもたずに後脚で飛ぶことができます。
ジャンプしかできないため、不規則な動きをします。
俗称にコオロギとついていますが、コオロギよりもバッタやキリギリスの仲間になります。
飛ぶ力は非常に強く、飛び跳ねる様子が馬を連想させるため“ウマ”がついており、古い民家のかまど周辺(水回り)でよくみられることからも”カマド“がつき「カマドウマ」と呼ばれるようになったそうです。
俗称については同じく、水回りのため多く見かけられたトイレ(今のようなトイレではなく、ぼっとん便所)と、見た目がコオロギに似ていることから「便所コオロギ」と呼ばれるようになりました。
カマドウマの生態について!
生息地域は日本全土にいます。
主に閉所、暗所、多湿を好み生活をしています。
例えば木の根の間、洞窟、海岸の割れ目に生息することもあります。
食生活は有機物なら何でも食べますので、動物や昆虫の亡骸、落ち葉、腐果、飼育下になれば人間が食すものすべて食べます。
山岳部では好んで、羊の生き血をすするとか、動物質、植物質、生き餌問わずに何でも食べます。
オス15~21mm、 メス12~23mmと大きさ的にはそんなに大きい訳ではありませんが、触覚と後脚が長く、大きく不快感が増します。
繁殖については、不定期で土の中に卵を産みます。
何度か脱皮を繰り返して、成虫へとなります。
寿命は約2~3年と昆虫にしては長いです。
カマドウマの天敵としては、カエル、鳥、ヤモリやくもなどがあげられます。
まとめ
いかがでしたか?
山や川にキャンプへ行った際や、田舎の家へ行ったときに、もしかしたら出会うことがあるかと思います。
普段の都会での生活では、そんなに見かけることはないかと思います。
触ったら噛まれる、毒があるという訳ではないので安心してください。
ただ、見た目の不快感はあると思いますが。
生き抜くため昆虫が進化した結果です。
優しく逃がしてあげてください。