見た目が黄褐色で多数の黒色の斑紋があるので、不快害虫として嫌われ者のカマドウマですが、その種類はどれくらいあるのでしょうか。
普通の大きさでも十分気持ち悪いのに世界をみると、とても大きなものもいるようです。
今回はカマドウマの種類について紹介します。
カマドウマの種類って?
カマドウマは横から見ると背中が高く、ラクダのようにも見えます。
背中から、側面にかけては栗色で腹部や脚の付け根にはあまり色はついていません。
また触覚が体長の3倍以上あり、それにより暗所でも自分のまわりを確認できます。
黄色と黒のコントラストと触覚のとてつもない長さが気持ち悪さを助長しているような気がします。
カマドウマ科に属する昆虫は日本国内に6亜種が確認されていて、種類は70ほどいるようですが、専門家でも特定は難しいようです。
バッタの仲間に属する昆虫ですが、翅が全くありません。
翅がないから、鳴くこともできません。
カマドウマは北海道から九州、韓国にも分布しています。
離島に分布するものは亜種とされています。
亜種の種類としては、
- エラブカマドウマ・・沖永良部島、与論島の亜種です。
- ヤクカマドウマ・・屋久島の亜種です。
- アグニカマドウマ・・粟国島の亜種です。
- クメカマドウマ・・奄美大島・徳之島、沖縄本島、久米島に分布する亜種です
- メシマカマドウマ・・長崎県の男女群島の女島に分布しています。
- アカギカマドウマ・・伊豆半島に分布しています。
分布している場所の名前がついていますね。
また、世界には、とても大きなカマドウマが確認されています。
その重量はなんと71gもあるそうです。
71gというと、お湯を入れる前のカップラーメンと同じ重さということになります。
このカマドウマ、ニュージーランドで発見されたそうです。
日本のカマドウマと同じく、成虫になっても翅は生えてこないそうです。
主食は人参で、まるでウサギのように食べていたそうです。
まとめ
私たちがよく見るカマドウマはマダラカマドウマという種類だそうです。
70もの種類がいて、専門家でも判定は難しいようです。
世界は広く、とても大きなカマドウマがいるのですね。
ニュージーランドで発見されたカマドウマは世界最重量で、今まで記録された最大の昆虫でもあるようです。