コオロギは知っているが、カマドウマは聞いたことがない。
そんな方も多いと思います。
両方とも街中で見ることも少ないかと思います。
見た目はかなりそっくりですが、よく観察していくと違いが分かります。
見た目の違いから、生態の違いまで知っていきたいと思います。
見た目がそっくりの2種類について知ってもらいましょう。
「コオロギ」と「カマドウマ」について!
コオロギとはバッタ目属する昆虫で、翅をこすり合わせることによって鳴くことができるのが特徴の生き物です。
見た目は、こげ茶色で大きさは成虫で10~30mm。
カマドウマはコオロギと同じ、バッタ目に属する昆虫で、特徴は翅をもたないので飛ぶことができません。
その代わりに、後脚が発達して飛び跳ねることができます。
行きたい場所へ飛び跳ねることができるので、不規則な動きをします。
色合いは、こげ茶色よりも少し薄い色合いです。
体長は成虫で15~23mm。
生息している場所は両方とも似ており、暗所、閉所、湿度が高いところを好みます。
しかし、コオロギは種類によってはカマドウマが好まない、場所に生息しています。
食性もほぼ同じで雑食です。
有機物なら何でも食べることができます。
天敵もほぼ同じで、鳥やカエル、トカゲなどがあげられます。
「コオロギ」と「カマドウマ」の違いとは?
大きく分けで2つの違いがあります。
1つ目はコオロギには翅があり飛ぶことができますが、カマドウマには翅がないため飛び回ることができません。
両種とも後脚が発達しており、これを使い飛び跳ねることが可能です。
2つ目、コオロギは鳴くことができますが、カマドウマは鳴くことができません。
コオロギは翅をすり合わせて鳴くことができますが、カマドウマは翅自体がなく鳴けません。
見た目の違いとしては、カマドウマのほうが色味が薄く、脚に縞模様があります。
コオロギの種類によっては、水に浮かぶことができる種もいるようです。
まとめ
知ってもらったところで、虫が苦手という方には両方同じに見えていることでしょう。
見た目はほぼ同じですが、鳴くことができて飛べるのがコオロギ。
翅がなく、飛び跳ねて移動して鳴かないのがカマドウマです。
どっちか分からないなと思ったら、今のことを思い浮かべてください。
特徴を見てもらえればすぐどちらかわかります。