カマドウマという生き物をご存知でしょうか?
今では山の中や、田舎の家でしか見かけることができないかと思います。
見た目から、多くの人に嫌われている生き物の1つだと思います。
今回はカマドウマの生態と、寿命について知ってもらいたと思います。
カマドウマとは?
カマドウマとはバッタ目に属しています。
見た目は、コオロギにかなり似ていますがバッタの仲間になります。
バッタの成虫には翅があります。
ですが、カマドウマは成虫になっても翅がありません。
そのため、発達した後ろ脚で飛ぶことができます。
名前の由来としては、田舎の家にあったようなかまど付近で多く見かけ、飛び跳ねる様子が馬に似ていることから、カマドウマと呼ばれるようになりました。
俗称では、便所コオロギと呼ばれています。
由来は同じく、便所で多く発生していたのでよばれるようになりました。
カマドウマは暗所、湿度が多い場所、閉所を好み先ほどの2か所でよく見かけられていたのだと考えられます。
大きさは大体、オス15~21mmメス12~23mmになります。
メスのほうが少し大きめです。
後ろ脚が発達して、フォルム的にはコオロギに似ているので大きく見えます。
餌としては、何でも食べます。
例えば、樹液、落ち葉や動物や昆虫の亡骸などを食べます。
有機物なら何でも好まずに食べるようです。
カマドウマの寿命は?
昆虫の中でも長生きするのが、セミで7年といわれています。
同じく嫌われている、ゴキブリは1年未満です。
カマドウマは大体2~3年といわれています。
昆虫としては長いほうです。
寿命の短い昆虫としては大体2~3週間です。
繁殖期は決まった時期はなく、土の中に卵を数十個産み、ふ化してからは脱皮を繰り返し大きくなります。
まとめ
昆虫としては、長生きするカマドウマ。
意外と知られていないことが多いみたいです。
私たちが生活しているうえで、何か悪いことをすることはしません。
ただ、私たちが嫌がり怖がっているだけなのです。
もし、家内で何回も見かけるようであれば、どこかにカマドウマの侵入ルートがあり、居心地の良い環境が整っている可能性があります。
その際は家の周りをチェックしてください。
穴やひび割れしている隙間とかなどから、やつはやってきます。
出会った際にはぜひとも覚えておいてください。