2017年10月、ある新聞にて、岡山市にある池田動物園で飼育されていたベンガルトラのヒロくんが亡くなったというニュースが掲載されました。
享年24歳6カ月。
わたし達人間の年齢で数えると、100歳を超えている年齢になるそうです。
人間でも、なかなか100歳を超えることはできません。
大往生と言っても過言ではありません。
虎の年齢は、わたし達人間に換算すると、何歳になるのでしょうか。
国内の動物園で飼育されている虎を例に、年齢について説明したいと思います。
虎の年齢！人間に換算すると何歳？
今、国内、国外の動物園において飼育されている、また飼育されていた長寿の虎を集めてみました。
まず、もっとも長生きしたのは池田動物園のベンガルトラのヒロくん24歳になり、人間で換算すると、100歳を超える年齢になります。
続いては、同じく推定24歳のアデレード動物園で飼育されているTiger Boy。
スロバキア東部にあるStropkovの動物園で飼育されているダーニは23歳、秋吉台サファリランドにいるメルは22歳9ヶ月。
同じく22歳のキャリーはとくしま動物園で、同じく22歳のユメちゃんはみさき公園で飼育されております。
ちなみに、虎は15歳で70～80歳と言われておりますので、22歳を超えている虎はみな、わたし達人間の年齢に換算すると、90～100歳といったところでしょうか。
現在、絶命危惧種に指定されている虎を何とか増やそうとする試みがあり、繁殖にチャレンジしている動物園も少なくありません。
例えば、富山市ファミリーパークではオスのヤマト12歳とメスのミーちゃん13歳の2頭を同じ小屋に入れて、また、旭山動物園でもキリル5歳とザリア4歳をペアにし、繁殖にチャレンジしているとのことです。
こちらの虎の年齢は、12歳13歳、5歳4歳。
人間で換算すれば、50～60歳、25～30歳になります。
最後に、繁殖が成功した例を紹介します。
長野市にある茶臼山動物園では、アムールトラのリングくんとミライちゃんのペアで繁殖を行い、2015年3月18日、アサカとアズサの2頭の赤ちゃん虎が誕生しております。
リングは2003年4月30日生のオスになり、ミライちゃんは2010年6月26日生のメスになります。
まとめ
カザフスタンにあるチャリヤビン動物園からやって来たアムールトラのリングくんは、ただ今、15歳。
モテ系の虎くんになり、現在、釧路市動物園から茶臼山動物園へ出張中。
彼の子どもは、多摩動物公園にいるアイちゃんほか、おびひろ動物園のマオちゃん、釧路市動物園のココアちゃん、茶臼山動物園のアサマくん・アズサちゃんの合計5頭になります。
