便所コオロギと呼ばれて嫌われ者のカマドウマですが、幼虫の時はどんな姿がご存じですか?
他の昆虫のように卵から孵ったあと、イモムシになって、さなぎになるのでしょうか。
カマドウマのイモムシがいると思うと、なんとなくぞっとします。
今回はカマドウマの幼虫について紹介します。
カマドウマの幼虫はどんな姿なの?大きさや特徴は?
カマドウマは卵を地中に産むようです。
カマドウマの雌には産卵管がついていて、それを地中にさすことで産みつけます。
カマドウマは、幼虫のころから、同じ姿形をしています。
カマドウマの幼虫は、成虫と比べて小さいということ位しか際立った特徴はありません。
カマドウマの成虫はオスで大体20mm、メスは産卵管まで含めると大きい場合には33mm位まで成長します。
大きさを除いた、成虫と幼虫の違いがあるとすれば、幼虫の方は、胸部に光沢が少なく、脚に毛が多いといった違いがあるようですが、よく見ないとわからないかもしれません。
また、カマドウマのように、幼虫の頃から成虫と同じ形になるものを不完全変態と言います。(完全変態は、卵⇒イモ虫⇒さなぎ⇒成虫となっていきます)
カマドウマの場合、成虫になるまで、7~8回脱皮をするようです。
寿命は2年位といわれています。
カマドウマは、年中産卵しているという説もありますが、越冬を幼虫や成虫で行い、産卵は春ではないか、と言う説もあります。
カマドウマの脱皮は、背中から始まり、上半身から足にかけて行い、最後に頭からあの長い触覚を慎重に行うようです。
最後の触覚の部分に多くの時間がかかるようです。
カマドウマは触覚で、周りの状況を検知しますから、人にとっては目のようなものなので、失敗すると命とりになるのでしょう。
まとめ
カマドウマは幼虫時代も同じ姿なのですね。
イモムシにはならないので、少し安心しました。
ただ、脱皮を繰り返す、ということはどこかに抜け殻があるといことになります。
生きて跳ねまわるカマドウマも見たくないですが、抜け殻も見たくないですね。
カマドウマを家に侵入させないためには、湿気をためないことです。
生ごみの処理は確実に行ったほうがよいですね。