よく漢字書き取りでバラって漢字で書ける?

と聞いて来る人がいますが、ちなみにバラは薔薇って書きますが、そういう時にはオットセイって漢字で書ける?

と聞き返してあげましょう。

オットセイは漢字で書くと膃肭臍となります。

オットセイを漢字で書く人は最近ではそうはいないと思いますが、今回は膃肭臍の漢字の意味や由来について調べてみたいと思います。

オットセイ 膃肭臍 意味

膃肭臍の漢字の意味は?

膃肭臍はアイヌ語で「オンネプ」「ウネウ」と言い、日本漢字で書く膃肭臍とは関係ないようです。

膃肭臍は元々薬の名前で、オットセイを指すものではありませんでした。

オットセイは1頭の雄に雌を従わせるハーレムを作るために、この光景や次々と生殖活動をする様子が精力が強い動物とみなされ精力増強剤として、また男女の和合の為の秘薬として用いられました。

オットセイの陰部や睾丸は、催淫作用があるとされこれを塩漬けにして薬にした物が膃肭臍という薬で、この薬がオットセイという動物の名前となりました。

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オットセイの漢字の由来は?

膃肭臍の漢字の由来は、諸説あるのですが、オットセイの肉や内臓を食べると、体があたたまるので温から膃に変化し、これはオットセイが獣なので膃の字が使われたと言われています。

膃肭臍の肭の時は、内蔵を表しているものと見られています。

膃肭臍の臍は、薬を表していますので本来ならばオットセイは、オットと呼ばれなければ行けなかった動物なのです。

まとめ

オットセイを漢字で書くと膃肭臍となり、その由来は精力剤としての薬の呼び名でした。

昔の誰かさんは、オットセイが英語だと思い込み外交の場で、凄く恥をかいたという話が残っています。

オットセイは、日本語なのでみなさんもくれぐれも間違わないようにしてください。

ちなみにオットセイは英語では、fur sealといいます。

それからオットセイは、アイヌ語だと表現している物もあるようですが、これは間違いのようなので気をつけてください。

何にしろ日本語では、オットセイは膃肭臍と書きちゃんと漢字があるのですから、頭の片隅にでも膃肭臍は日本語で漢字があるということだけでも、覚えておいていいのではないでしょうか。

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