日本人からは、とても愛されているイカ。
イカをじっくり見てみると、大きな目が印象的です。
イカの体長は2cm~20mにまで達するものまで、種類によって大きな差があります。
スーパーマーケットに並んでいるイカを見ても、ついイカの目に視線が向かってしまった、そんな人は多いのではないでしょうか。
驚くほど高性能なイカの目、その目が果たす役割が非常に大きいことは、ご存知でしょうか。
イカの目!その驚くべき特徴は?
イカの目には、白目と黒目があり、ピントを合わせることができるカメラ眼で、人間の目の構造にも似ているところがありますが、魚類に近いといわれています。
色の識別はできないため、白黒の世界で生活していると考えられていますが、色の濃淡を見分ける能力は非常に優れています。
イカはその高性能な目の機能により、仲間を識別することもできるといわれています。
また、イカには自己を認識する能力があることも確認されています。
イカの目って数はいくつある?
イカは貝の仲間ですが、驚くことに貝には目があるものとないものが存在します。
ホタテは、なんと80個の目があるといわれています。
ではイカの目の数はいくつでしょうか。
イカの目の数については、もうお気付きだと思いますが、頭部の左右の側面に1つずつ目があるため、目の数は2つです。
その2つの目で、ほぼ360℃見渡すことができるといわれています。
もともとイカは貝の仲間であったことを考えると、イカの目が2つであることのほうが、不思議な感じがします。
イカの目ってすごく大きい!
イカは体の大きさに対して、目のサイズが非常に大きく、イカの体を人間に置き換えてみると、バスケットボール並みの大きさを持っている計算になります。
なかでもダイオウイカの目は、海洋生物の中では、最も大きい目を持ち、直径が27cmもの目を持つ個体もいます。
まとめ
イカの目については、まだ解明されていない謎が満ちあふれています。
神秘的なものを感じる人もおおいはずです。
無脊椎動物でありながら、人間の目と似ているところがあることや、貝の仲間であるにもかかわらず、こんなにも違う構造を持つものへと進化してきたイカ。
私たちの想像をはるかに超える高性能なイカの目には、この世界はどのようにうつっているのでしょうか。
生き物の進化の過程の偉大さに驚くばかりです。