イカが泳ぐスピードがどれほどのものなのか、興味がある人しか知り得ないことかもしれません。
テレビ番組などで、何かに驚いたイカが墨を吐きながら体をピンと伸ばし、猛スピードで泳ぎ去って行く様子を見かけることがありますが、イカはどうして速く泳ぐことができるのでしょうか。
ここでは、イカの泳ぎ方やその速度についてお話をしたいと思います。
イカの泳ぐスピードはどのくらい?
イカが泳ぐしくみは、空気と海水の違いはありますが、膨らませた風船が空気を噴出しながら飛んでいくのと少しだけ似ています。
ただ、風船の場合は空気が入口と出口は同じですが、イカの場合は、海水を吸い込むところと噴出するところは別になっているのです。
イカの絶対最大遊泳速度(泳ぐ速度)によると、時速41kmと記載されています。
あいにく、イカの種類や絶対最大遊泳速度の定義は明記されていません。
つまり、個体により速いイカもいれば、遅いイカもいる。
私たち人間と同じような事が言えるかもしれませんね。
絶対最大遊泳速度というのは、おそらくは瞬間的に発することができる速度(瞬発速度)のことを指し、ある程度の長い距離を時速41kmで泳ぎ続けられるわけではなさそうです。
ちなみに、瞬発速度と持続速度とは2~3倍程度の差があるとも言われているようです。
普段、何気なく食べているイカの体には、瞬間的にではあれ、人が走るスピード(100mを10秒で走っても時速36km)よりも速く泳ぐことができる、爆発的な力が秘められているのですね。
ところで、なぜそんなにスピードの出る運動力を出せるのかというと、イカにはなんと心臓が3つも備わっているというのです。
イカというと、海の中でゆらゆらと優雅に泳いでいるイメージがありますよね?
あくまでも私個人の意見ですが。
しかし、大きいサイズのイカでも時速41km程度の速さで泳ぐそうです。
そして、イカは決してゆらゆら漂っているわけではなく、海の中での動きはとても活発だというのです。
生きるためには当然ですが、私たち人間と同じように大量の酸素を必要とするのです。
そして、イカの心臓についてですが、3つ全てがメインの心臓ではなく残りの2つは、補助の心臓だということが分かっているのです。
ちなみに補助の心臓は、左右のエラに備わっています。
まとめ
今回、イカに関して知らなかったことがこんなにもあったんだということ、そしてまだこれから知っていくことも大事なことだと感じます。