畑などを育てている方にとっては、昆虫と言っても害をもたらす種類によっては駆除が必要となってきます。

成虫になってしまうと手がつけられなくなってしまうので、幼虫のうちから対策をとらなければなりません。

それでは林道などでよく見かける、あのハンミョウはどうやって駆除をするのでしょうか。

幼虫のころから駆除することは可能なのかどうか、調べて見ましょう。

ハンミョウ 幼虫 駆除

ハンミョウの幼虫の駆除の方法とは?

まずハンミョウについてですが、ハンミョウは成虫も幼虫も決して人に害がない昆虫なので実は駆除する必要がありません。

またアリやコオロギなどを食べる肉食なので、作物には影響はないようです。

ただし、ハンミョウは大きなアゴを持っていて獰猛なため、怪我をしてしまう恐れがあります。

見かけても素手で触るのはやめましょう。

もっとも注意していただきたいのが、ハンミョウの種類の中でも、ツチハンミョウ科のマメハンミョウです。

このマメハンミョウは広食性のため、葉も食べる昆虫です。

大豆などのマメ科やナス・トマトなどそのほか沢山の植物の葉や花を食します。

また、このマメハンミョウは体から黄色い体液を出しますが、この体液の中には「カンタリジン」という毒が含まれています。

誤って触ってしまうと、肌がかぶれたり水ぶくれになったりしますので注意しましょう。

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マメハンミョウは変わった生態をしていて、幼虫のときには肉食なので作物は食べないで、反対にマメにつくバッタやイナゴなどの卵を食べる益虫であるということです。

成虫になると害虫になってしまうのは、なんだか不思議ですよね。

しかし成虫になってしまうと、7月後半から9月に集団で突如出現し、マメ類等の葉っぱを食害した後、産卵を行いますので、幼虫から駆除をしないといけません。

駆除方法としては、ハンミョウの幼虫は土の中で越冬をするので、冬の間に数回ほど耕うんすると、幼虫を減らすことができます。

また、イヌホオズキに寄主しているようなので、イヌホオズキがあれば除去しましょう。

環境に適した農薬を使うと効果的な場合もあります。

まとめ

ハンミョウにも色々な種類がいて、種類によっても生態が異なってきます。

種類を見分けて、適切な対応をしましょう。

またハンミョウは希少種ですので、無闇に駆除をするのではなく、必要最低限で行いましょう。

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