ハリネズミをペットとして人気が上がらないのはその見た目の「チクチク」といったイメージがあるからであります。
他には「ネズミ」という名前が入っているため汚いというイメージがあるが、ハリネズミの針は攻撃するというより自己防衛のものなので性格はとても温厚で扱い方さえ把握していればとても愛嬌があり、なつきやすいペットなのです。
ハリネズミがなつく方法はどうするの?
最初はあえて触らずにケージの中で見守るように見つめてください。
これは環境の変化に慣れることとハリネズミ自身が飼い主という存在に気付かせることが大切なのです。
次第にケージの中から寄ってきたり目が合うようになるので次のステップとして実際に触れ合ってみましょう。
しかし素手で持つのはNGです。
必ず革製の厚手袋を着用しましょう。
素手で触れないこともないのですが万が一、自分の爪に針が刺さるととてつもない激痛なのでお勧めしません。
持ち方としては背中をもって手のひらでゴロンとあおむけ寝かしてお腹をやさしく撫でてあげればとても気持ちが落ち着くと言われています。
また複数飼育するときは最初は別々で飼育するとよいでしょう。
ハリネズミはさみしがり屋で仲間意識が強い動物なので、同じケージ内で飼育すると飼い主に興味がなくなってしまいなつかなくなるからです。
ハリネズミがなつく期間はどのくらい?
正直な話、3~5年生きている大きくなった成体をいきなり飼い始めてなつかせるのは環境の変化に弱いのでほぼ不可能に近いのです。
基本的にはペットショップでは生後1ヶ月以内の幼体で売っているので、必ず幼体から飼育してなつかせるように努力しましょう。
ケージから見守る期間としては1~2か月です。
その後実際に触れ合いをしてハリネズミが心を開いて針を立たせないようになるまでも同様に1~2か月程度なのでおおむね3ヵ月程度が目安となります。
まとめ
臆病者だけど慣れるとかわいい瞳で見つめてくれます。
毎日、規則正しく適度に世話をしていれば体中が針に包まれたハリネズミでもよくなついてくれます。
ポイントはつかず離れずでべたべたしすぎてストレスを与えないように飼育することを心がけましょう。
ハリネズミの寿命は5~6年と言われています。
大切なのは早くなつかせようとせずに長期間飼育することで自然とハリネズミの方から飼い主のペースに合わせてくれるので温かい目で飼育していくことを望んでいます。