人がついて来るのを待つように、歩く前の道をぴょんぴょんと飛び跳ねる姿から、別名「みちしるべ」とも呼ばれて親しまれているハンミョウ。
あぜ道などでよく見かける昆虫ですが、見た目の色鮮やかさからも、飼育したいと考える方も多いようです。
それでは、昆虫であるハンミョウを自宅で飼育することは可能なのでしょうか。
ハンミョウの飼育方法は?
ハンミョウを飼育する場合、まず必要なものが水槽と土です。
ハンミョウの大きさにあった水槽に10センチくらいの土を入れます。
土はなんでも大丈夫ですが、もし今後、産卵させたいと考えている場合には、産卵しやすい土を選ぶ必要があります。
また、その場合には大きめの水槽を使用しましょう。
土を入れたら、ハンミョウが隠れることができるお家を作りましょう。
ハンミョウは物の下などに隠れる性質のある昆虫なので、木や石などを準備してあげてください。
また環境づくりに大切なのが、加湿です。
もともと陽当たりの良い湿った場所に住んでいますので、霧吹きなどで常に土が乾かないようにしましょう。
ハンミョウが水分補給をするためにも必要です。
飼育する上で注意していただきたいのが、手の保護です。
ハンミョウは鋭い牙を持つ獰猛な昆虫でもありますので、飼育をするさいには噛まれても怪我をしないようにグローブなどをはめて作業してください。
ハンミョウは無毒ですので、もし噛まれても問題はありません。
ただハンミョウの中には毒を持つ種類もいますので、飼育をする前に種類を確認しておきましょう。
ハンミョウの餌は何?
それでは次に、餌を準備しましょう。
ハンミョウは狩りをする昆虫です。
そのため生きた餌しか食べませんので、生きている餌を準備します。
主に食べるものが、アリ・ガ・ミミズ・ミルワームなどです。
ただ、餌となる虫がハンミョウよりも大きいと、捕食が困難になります。
ハンミョウよりも少し小さいぐらいの、大きすぎない餌を与えましょう。
まとめ
ハンミョウの飼育について、いかがでしたでしょうか。
ハンミョウの飼育はとても難しいと言われていますが、事前に調べたりすることで飼育できる可能性も高くなります。
大切に飼育をしてあげてください。
また、くれぐれも怪我をしないように、準備を行ってから飼育をしてください。