馬の中でも世界で一番美しいと言われている馬を皆さんはご存知でしょうか?

普通の馬は鹿毛(かげ)や黒鹿毛・青鹿毛・青毛・栗毛・芦毛・白毛等を思い浮かべるのではないでしょうか。

競走馬では鹿毛や栗毛の馬が多くなっていますが、どの馬体も筋肉質になっており、走っている姿は非常に美しく感じる時もあります。

しかし、サラブレッドよりも更に世界には美しい馬がいるのです。

馬 世界一 美しい

馬のなかで世界一美しい馬とはいったい!?

世界一美しい馬に選ばれた馬って皆さん知っていますか?

自然界が生んだ最も美しい馬と言われているのが、アハルテケと言う馬なのです。

この馬の産出国はトルクメニスタンなのですが、トルクメニスタン自体、日本人にはあまり馴染みが無いかもしれません。

この国は、中央アジアの南西部に位置していてカスピ海に面していますが、国土のほとんどは砂漠に近い状態と言っていいでしょう。

砂漠の中で飼育されているのがアハルテケと言う馬なのです。

この馬の特徴は、完璧に見た目の毛色はゴールドなのです。

メタリック的な毛色はまさに光り輝いて見えるのです。

まばゆいばかりのメタリックな光沢感は、品種の遺伝子によって光沢の毛なみが生み出されているのです。

科学的に検証した結果としては、馬の体毛の色素が薄い為に毛が太陽光は反射する事によって輝いて見えていると言う事がわかっています。

この光沢感から別名も付けられており「黄金の馬」と言う愛称があるほどです。

現在このアハルテケは、約1250頭しかいないと言われている希少な馬の品種になります。

またこのアハルテケは長い歴史を持つ馬として知られており、現在生存しているサラブレッドのほとんどは、アハルテケの血統を受け継ぐ子孫だともされているのです。

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また、このアハルテケは、スピードや長距離を走るのが得意な馬とされており、競走馬などに向いている馬とされています。

このスピードや長距離の耐久性などは、トルクメニスタンの過酷な環境に適したように進化したと考えていいでしょう。

食べ物や水が少ない環境下で、生活していくには、スピードと持久力が生き残る条件になるのでしょう。

この馬のスピードと持久力が知れ渡る事になったのは、1935年にトルクメニスタンの首都アシュハバードからモスクワまでの4152kmを84日間で走破した記録が残されています。

そのうち1000kmは砂漠と言う過酷な条件での走破と言う事になります。

1日約50kmの距離を毎日移動すると言うのは、馬にとってはかなり過酷な条件になるのではないでしょうか。

サラブレッドでは到底この記録には届かないでしょう。

砂漠を光輝く馬が走る姿は、まさに神秘の光景としか思えないですよね。

日本でも、馬は神の使いと言われている位ですから、世界ではもっと神に近い存在なのかもしれません。

それが、このアハルテケなのではないでしょうか。

まとめ

馬の中で世界一美しいと言われているアハルテケを紹介してきました。

この馬の画像や走る姿をみたら、正直CGなのでは?と疑いたくなってしまうぐらい光輝く毛色と絞られた筋肉美に圧倒されてしまうでしょう。

馬の品種の中では最も古い品種に近いと言われているだけに、今現在の頭数では絶滅危惧種になってしまいます。

この馬は少ないから希少性が逆にあるのかもしれません。

馬が好きな方は、目の前で走っている姿を見たくなるでしょうね。

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