『ウォンバット』その名前は聞いたことがあるけれどあまり動物園で姿を見たことがないと感じる方は多いのではないかと思います。

その性格はとても大人しく、動物園などで飼育されているウォンバットは飼育員さんに甘える可愛い動物。

しかしその数は激減し今では保護動物に指定されているウォンバットの生息地とその数について調べて行きたいと思います。

ウォンバット 生息地 生息数

ウォンバットの生息地は?

ウォンバットは双前歯目ウォンバット科に分類され、その生息地域は主に、オーストラリアのニューサウスウェールズ州・ビクトリア州の東部・タスマニア島やクインズランド州南東部の一部、サウスオーストラリア州の南東部などに分布されています。

さらに標高1800m程度までの山岳地帯や海岸地帯、草原や丘陵地、森林など広い地域でその姿を確認できています。

ウォンバットは3種類に分類されているのですが、中でも『ミナミケバナウォンバット』はその生息地域を南オーストラリア州の砂漠地帯と言う限られた場所に住んでいます。

砂漠地帯といえばその気温は高く、水分補給が欠かせない場所であり動物たちが住むのには困難な場所のように思えます。

しかしこの地域を選んだミナミケバナウォンバットはそんな環境下でも水分を取らずに生きていける興味深い生理学的適合性を持っているのです。

しかし冒頭でも書きましたが、ウォンバットはその全体数が非常に少なく『保護動物』に指定されています。

ではウォンバットの生息数はどの位なのでしょうか?

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ウォンバットの生息数は?

ウォンバットはかつて『害獣』として駆除されてきた動物でした。

その理由は穴を掘るのが得意なウォンバットの穴によって家畜舎が倒壊したり、柵が壊されたりという事故が多発したことによるものでした。

そのため駆除はその数が激減した今でも違法的に行われることがあるそうです。

現に、ウォンバットの中でも絶滅が最も危惧されているキタケバナウォンバットはオーストラリアの野生化でその数が250頭ほどであることが確認されています。

政府はこれらの減少を避けるべく保護団体などによって違法的な駆除などに対する対策を行い動いているのだそうです。

まとめ

今回は数の激減によって絶滅が危惧されているウォンバットの生息地や生息数について見てきました。

かつては『害獣』として駆除も行われていましたが、現在ではそれは禁じられています。

日本でも、ウォンバットを見ることのできる動物園は少なく、現在飼育のために輸入・購入することができないウォンバット。

本当に絶滅してしまう前に政府や保護団体によって違法的な駆除などが行われることが無いよう祈りたいですね。

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