コウモリは住宅の軒下や屋根裏に住み着き、増えてくると排泄物が天井に染みつき悪臭を放つほか、排泄物からダニが発生するような被害を受けます。
そして夜中の鳴き声や羽ばたき音が無移民妨害になり、年々コウモリ駆除の専門業者への相談数が増えているそうです。
夏になると急に夜空にコウモリが大量発生することがありますが、これは何が原因なのでしょうか?
世間で言われているように、地震のような大きな自然災害が起こる前触れなのでしょうか?
コウモリが大量発生する原因は何?
春先に日が長くなったと感じながら歩いていると、コウモリの多さにも驚く事があります。
ちょっと前に、夜道を歩いている時には全く感じなかった事ですが、なぜか急激に増えています。
コウモリを駆除する専門業者にも、駆除の相談や依頼が増えていて、都会に暮らすコウモリの数も増えました。
昔はコウモリは洞窟や橋の下、街なら民家の屋根裏や軒下に隠れて住み着く事がよくありました。
最近は、都会のマンションのベランダで暮らすコウモリの数も増えていると、専門業者の人は言います。
カラスが急にたくさん集まって飛んでいると「地震の前触れ」と言われるように、コウモリが大量発生するのも地震のような自然災害の予兆だと話す人がいます。
本当にそうなのでしょうか?
コウモリが大量発生するにはいくつかの原因があります。
春先に急にコウモリが増えたと感じる理由は、コウモリが冬眠する生き物だからです。
コウモリは11月~3月頃まで冬眠し、春になって温かくなると夜空を飛び回ります。
今まで姿を見なかったコウモリが、急に大量発生したと感じる理由は、冬眠から覚めたからです。
次にコウモリは夏に繁殖して、一度に2~3匹子供を産みます。
真夏に発生する台風や夕立の時は、コウモリは巣で静かに過ごします。
コウモリの巣が木陰や穴など自然の中だった時は、自然災害に合い生きて行けないコウモリがたくさんいました。
しかしコウモリの巣が、軒下などに変化して雨や台風の影響を全く受けなくて済むようになり、カラスなどの外敵から子供を守りやすくなったことで生存率が上がっています。
コウモリはこうやって、年々数を増やしています。
コウモリのメスは特に、集団で生活する習性があります。
軒下やシャッターの溝に多数のコウモリを発見するのは、このような集団で暮らす習性があるからです。
まとめ
温かくなると急激に、コウモリが大量発生しているように感じるのは、冬眠から目覚めてエサを探し回っているからです。
そして最近の住宅事情の良さは、人だけでなくコウモリの生存率アップにも一役買っています。
コウモリは直接人に危害を与えませんが、あらゆる感染所の病原菌を持っているので接触は避けなくてはいけません。