コウモリと言えば、とてもうまく空を飛ぶことができるため、鳥類の一種だと思っている方も多いようです。
確かにコウモリは、鳥類にも引けを取らないくらい高い飛行能力を有しています。
しかしコウモリは実は、鳥類ではなく哺乳類に分類する生物なのです。
ですので、卵ではなく親の体内から直接産まれ、乳によって育てられます。
また、コウモリは冬眠する生き物ですので、出産や子育てには時期が存在します。
今回はコウモリの出産や、子育ての時期についてまとめてみたいと思います。
コウモリの出産の時期は?
コウモリは11月ごろから冬眠に入り、春が来るまでは活動しません。
繁殖行動は冬眠の前に行われ、7月から8月頃の温かい時期に子どもを作ります。
つまりコウモリは、自分の子供を宿したまま冬眠に入るということになります。
そして出産の時期は、冬眠から目覚め、春を終えた初夏から夏にかけての期間になります。
夏には昆虫が活発に活動します。
昆虫はコウモリにとっては餌になりますので、夏に子どもを産むことにより、しっかりと餌を確保し、子育てができると言われています。
しかし、近年地球温暖化の影響で、気温が高くなる期間が長くなっているため、コウモリの繁殖も活発化してきており、繁殖や出産の時期にも幅が出てくるようになってるとのことです。
コウモリの子育ての時期!
コウモリは、1回の出産で2,3匹の子どもを産みます。
コウモリが自分の子どもを世話するのは、出産してからひと月程度と言われています。
1か月たつと、コウモリは自力で飛べるようになり、間もなく独り立ちしていくのです。
ですので、コウモリの子育ての時期は出産期の夏から初秋にかけての間の、1か月程度のごくわずかな期間だけということになります。
まとめ
今回は、コウモリの出産や子育ての時期についてまとめてみました。
哺乳類は他の類の生物に比べ、長い期間献身的に子育てをする種が多いので、1か月程度しか子育てをしないコウモリは、かなり珍しいのではないのでしょうか。
あれほど高い飛行能力を、1か月程度である程度身につけてしまう成長の早さも、かなり特徴的でしょう。
コウモリに限らず、生物の生態に関しては、調べてみるととても興味深い事実が判明し、とても面白いです。