コウモリは日本では気持ち悪い生き物の中に入り、夕方暗くなると独特の飛び方で空を飛ぶ姿や、軒下にぶら下がっている姿を見るとぞっとします。
病原菌をたくさん持っていて触ると病気にかかるとも言われており、出来る限り接触を避けたい生き物です。
しかしあの不気味なコウモリを、料理にして食べる国がある事をご存知ですか?
いったいどこの国でどのように、調理されて食べられているのか調べてみました。
コウモリを食べる国はある?
2002年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)の感染ルートは、食用コウモリだと言われています。
そして2014年に、西アフリカで流行したエボラ出血熱の感染源も、コウモリだと言われています。
このように重症の感染症を起こすきっかけとなるコウモリですが、世界各地で食用として取り扱われています。
アフリカでコウモリが食べられる事は知られていますが、日本に近いアジアやその周辺の国でコウモリを食べる文化が残っています。
オセアニアでは、パラオやバヌアツ共和国ではコウモリのスープが、古くから地元住民に食べられています。
魚をタンパク源にしているこの地域では、昔からコウモリが貴重なタンパク源として大切に扱われてきました。
アジアの国々でも、食用コウモリはポピュラーな食材の一つです。
インドネシアでは、コウモリをローストしてカレー風味にしたり、ココナツミルクやハーブでスープやカレーのようにして食べます。
ラオスや台湾では、焼いたコウモリが屋台で売られていて、おやつとしても食べられています。
カンボジアやベトナムでも煮込み料理やお粥の具にして食べられ、中国では広東料理でコウモリを高級食材として扱っています。
まぢむり、、、コウモリスープたべょ、、 pic.twitter.com/VJZ6slSMkZ
— ツナケツピングー(尻負傷) (@ih_877) 2017年5月17日
まとめ
コウモリを食用として扱っている国は世界にたくさんあり、アジアでも多くの国でポピュラーな食材です。
日本では食べることができませんが、これらの国を訪れると屋台やレストランで簡単に食べられます。
しかし見た目がグロテスクなので、食べてみたけど美味しくないという感想は少なくありません。
無理やり食べる必要は無さそうです。